社畜の所業

社畜の所業

Microsoft365の機能について解説をしていきたいと思います。このブログの情報をご活用いただければ幸いです。たまに他の情報も取り入れていきたいと思います。

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【Microsoft365参考書】Outlookのステータスバーに”パスワードの入力が必要です”と表示されメールの送受信ができない

Windows10 20H2 デスクトップ版Outlookが認証できなくなる問題 - 痛いところは煙に巻く

 

今回は、Outlookクライアントのステータスバーに”パスワードの入力が必要です”と表示されメールの送受信ができない事象についてご紹介していきたいと思います。

 

なお、送受信タブの“Exchangeのパスワードを入力して接続"をクリックしても一瞬ポップアップウィンドウが表示されたのち、消えてしまうという内容でした。

 

この場合、まずはOutlook on the web は問題ないか確認しましょう

Outlook on the web が利用可能である場合は、端末もしくは Outlook クライアントの問題と判断できます。 

 

その場合は、以下のOutlook クライアントの対処方法をお試しください。

 

 

   

 

Windows Update ならびに Office の更新 

事象該当端末にて、ご利用の Office および Windows が最新の状態になっているかをご確認ください。 

  

1. Windows Update

自動更新が実施可能な場合は、以下の URL をもとに更新プログラムの適用をお願いします。 

  

support.microsoft.com

 Windows  OS 別に更新方法が記載されています。 

  

2. Microsoft 365 Apps for Enterprise  Microsoft 365 Apps for Business  などのクイック実行バージョン

以下の URL をもとに Office の更新をお願いします。 

  

support.office.com

  

3. Office 更新プログラム

Windows Update での更新プログラムの適用が行えない場合は、以下のサイトをもとに、Office の個別の更新プログラムの適用をお願いします。 

  

docs.microsoft.com

  

   

 

資格情報の削除 

Outlook を終了した状態にて Windows が保持する資格情報を一旦削除します。 

その後、あらためて Outlook を起動後、表示される認証画面にてアカウント情報を入力し、資格情報を記憶させたのち、本事象が再現されるかご確認ください。 

  

  1. [スタート] - [コントロール パネル]をクリック
  2. [ユーザー アカウント] - [資格情報の管理]をクリック
  3. 該当の資格情報をクリックし、展開
  4. 以下のキーワードが含まれる資格情報をすべて削除

   - キーワード [outlookが含まれる資格情報 

   - キーワード [office365] が含まれる資格情報 

   - キーワード [onmicrosoft.com] が含まれる資格情報 

   - キーワード [MicrosoftOffice1x  SSPI] が含まれる資格情報 

   - キーワード [ADAL] が含まれる資格情報 

   - キーワード [Autodiscover] が含まれる資格情報 

  

   

 

ネットワークの IPv6 設定   

Windows のネットワーク設定として、IPv6 が有効化されている場合に、通信経路が想定されたフローとならず、類似の事象が発生する事例があります。 

以下の手順にて IPv6 の設定を無効化し、事象の改善が見られるかご確認ください。 

  

  1. [スタート] - [コントロールパネル]より[ネットワークと共有センター] - [アダプターの設定変更をクリック 
  2. 現在、接続中のネットワークの[プロパティをクリック 
  3. [インターネット プロトコル バージョン6 (TCP/IPv6)]のチェック ボックス を外す 
  4. [OK]をクリック

  

   

 

インターネットオプション設定変更  

[ローカル にはプロキシ サーバーを使用しないの項目の設定により、切断、遅延が発生する事例を確認してます。 

以下の手順にて設定を無効化し、事象の改善が見られるかご確認ください。 

  

  1. Internet Explorerを起動
  2. 画面右上の歯車アイコンより[インターネットオプションをクリック 
  3. [接続]タブより、[ローカルエリアネットワーク(LAN) の設定から [LAN の設定をクリック 
  4. [プロキシサーバー][LAN にプロキシサーバーを使用するをチェック 
  5. [ローカルアドレスにはプロキシサーバーは使用しない]をチェック
  6. [OK]をクリック
  7. [インターネットオプション]の画面が表示されますので[OK] をクリック 
  8. Internet Explorerを再起動

   ※ なお、上記をお試しいただき、事象が改善しない場合は、[ローカルアドレスにはプロキシサーバーは使用しないのチェックを戻してください。 

  

 

  

キャッシュファイルの削除を含むプロファイルの再作成  

プロファイルの再作成を行い、事象が改善されるかご確認ください。 

 

  

jpmessaging.github.io

  

なお、Outlook  POP  IMAP のアカウントが存在する場合は、事前に以下の公開情報を参照の上バックアップを実施ください。 

  

support.office.com

  

1. キャッシュファイルの削除

  1. Windows画面の一番左下、[スタート]ボタンをクリックして [コントロール パネルをクリック 
  2. 表示方法を[大きいアイコンに変更し、[メールをダブルクリックして開く 

    Outlook 2016 / Outlook 2019 / Microsoft 365 Apps  Outlook  [Mail (Microsoft Outlook)] で表示されます。 

  

  1. [メール設定]のウィンドウで、[データ ファイル]をクリック 
  2. [ファイルの場所を開く]をクリック

    Windows 7 以降の環境にて、既定の設定でプロファイルを作成している場合、以下が該当のフォルダーです 

      C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Outlook\ 

  

  1. [新しいフォルダー]をクリックし、任意の名称のフォルダーを作成
  2. 項番で作成したフォルダーに、表示されているファイルとフォルダーをすべてドラッグ&ドロップで移動 

   ※ 全部移動すると、作成したフォルダーのみ残った状態になります。 

  1. [アカウント設定]ウィンドウを[閉じるをクリック 

  

  

2. プロファイルの新規作成 (再作成)  

  

  1. Windows画面の一番左下、[スタート]ボタンをクリックして [コントロール パネルをクリック 
  2. 表示方法を[大きいアイコンに変更し、[メールをダブルクリックして開く 

    Outlook 2016 / Outlook 2019 / Microsoft 365 Apps  Outlook  [Mail (Microsoft Outlook)] で表示されます。 

  

  1. [メール設定]のウィンドウで、[プロファイルの表示]をクリック 
  2. [Microsoft Outlookの起動時に使用するプロファイル]の項目の [使用するプロファイルを選択するを選択 
  3. [OK]をクリック
  4. Outlookクライアントを起動
  5. [プロファイルの選択]ダイアログで、[作成]をクリック 
  6. [プロファイル名]ボックスに、任意のプロファイル名を入力し、[OK]をクリック 
  7. [アカウントの追加]ウィザードが表示されるため、画面にしたがって、電子メール アカウントの設定を行う

  

3. 作成したプロファイルにて正常に同期されるかどうかを確認する操作

  

  1. Outlookクライアントを起動
  2. [プロファイルの選択]画面で、追加作成したプロファイル名を選択し、[OK]をクリック 
  3. [パスワード]を入力し、[OK]をクリック 

 

OutlookやOfficeアプリについては以下の記事も参考としてくださいね。

 

it-bibouroku.hateblo.jp