今回は、コンテンツの検索でフィルター設定が可能ですが、フィルター設定の対象となるユーザー(Users)を追加、削除するコマンドレットをご紹介したいと思います。
なお、フィルター設定については、以下の記事をご参照ください。
以下のコマンドレットで、アクセス許可フィルターにUsersを追加、削除ができますが、上書き保存となるため、既存で設定しているユーザーが含めて実行する必要があります。
<実行例>
Set-ComplianceSecurityFilter -FilterName "contoso" -Users user01@contoso.com,user02@contoso.com
※ user01@contoso.comとuser02@contoso.com のみが Users に登録された状態となります。
以下のコマンドレットでは、上書き保存せずにユーザーを追加、削除することができますので、ご参考としていただけますと幸いです。
なお、複数のユーザーを一括で設定することはできません。
セキュリティコンプライアンスセンターに接続してから実行してください。
ユーザーの追加
[構文]
※ 3 行のコマンドレットとなりますので、順番に実行します
$filterusers = Get-ComplianceSecurityFilter -FilterName "<変更するフィルター名>"
$filterusers.users.add("追加するユーザーのメールアドレス")
Set-ComplianceSecurityFilter -FilterName "<変更するフィルター名>" -Users $filterusers.users
[実行例]
$filterusers = Get-ComplianceSecurityFilter -FilterName "contoso"
$filterusers.users.add(user01@contoso.com)
Set-ComplianceSecurityFilter -FilterName "contoso" -Users $filterusers.users
ユーザーの削除
[構文]
※ 3 行のコマンドレットとなりますので、順番に実行します
$filterusers = Get-ComplianceSecurityFilter -FilterName "<変更するフィルター名>"
$filterusers.users.remove("削除するユーザーのメールアドレス")
Set-ComplianceSecurityFilter -FilterName "<変更するフィルター名>" -Users $filterusers.users
[実行例]
$filterusers = Get-ComplianceSecurityFilter -FilterName "contoso"
$filterusers.users.adremoved(user01@contoso.com)
Set-ComplianceSecurityFilter -FilterName "contoso" -Users $filterusers.users
フィルター設定を確認
[構文]
Get-ComplianceSecurityFilter –FilterName <フィルター名> | Select FilterName,Users,Filters | Export-Csv -Encoding Utf8 -NoTypeInformation -Path "保存先\ファイル名.csv"
[実行例]
Get-ComplianceSecurityFilter –FilterName "contoso" | Select FilterName,Users,Filters | Export-CSV -NoTypeInformation -Encoding UTF8 -Path "C:\Temp\ComplianceSecurityFilter.csv"
※ すべてのフィルター設定の情報を取得する場合は、FilterName のパラメーターを外して実行することで可能です。
[出力結果]
FilterName : フィルター名
Users : フィルター設定の対象ユーザー
Filters : フィルターの設定内容
コンテンツの検索については、以下の記事でご紹介しておりますので参考としてくださいね。