Outlook on the web および、Outlook クライアントに手動で共有メールボックスを追加した場合、アーカイブメールボックスは表示されません。
なお、共有メールボックスにフルアクセス許可を付与した場合、オートマッピング機能により自動で共有メールボックスが表示される動作であり、オートマッピング機能により表示された場合は、オンラインアーカイブも表示が可能です。
そのため、Outlookクライアントで手動で共有メールボックスを追加した場合は、削除し、以下のコマンドレットにて、オートマッピング機能を有効化し、自動的に共有メールボックスを表示させることでアーカイブメールボックスが表示されるかご確認ください。
ExchangeOnlineに接続してから実行してください。
オートマッピングを有効にする手順
[構文]
Add-MailboxPermission -Identity <該当の共有メールボックス> -User <フルアクセス権が付与されたユーザーのメールアドレス> -AccessRights FullAccess -AutoMapping $False
[実行例]
Add-MailboxPermission -Identity Shared@contoso.com -User user@contoso.com -AccessRights FullAccess -AutoMapping $False
なお、共有メールボックスのメンバー (フルアクセス許可) をメールが有効化セキュリティグループで登録している場合は、オートマッピング機能が動作しないため、Outlook クライアントに自動で表示されません。
その場合は、一旦、メールが有効化なセキュリティグループをメンバーから削除し、メールが有効化なセキュリティグループのメンバーとして登録しているユーザーを個別に登録してください。
また、Outlook on the webの場合、オートマッピング機能では表示されないため、[他のメールボックスを開く] から共有メールボックスにアクセスを行うことでアーカイブメールボックスを確認いただくことが可能となります。
以下に、Outlook on the web で [他のメールボックスを開く] から共有メールボックスにアクセスする手順を記載いたします。
Outlook on the web で共有メールボックスを開く
- フルアクセス権が付与されているユーザーにてOffice 365 へサインインし、Outlook on the webを開きます。
- 画面右上の顔写真アイコンをクリックします。
- [他のメールボックスを開く]をクリックし、対象共有メールボックスの表示名または、メールアドレスを空欄に入力、下部の表示される候補を選択し[開く] をクリックします。