エラー内容
メール アドレスのユーザー名またはエイリアスは一意にする必要があります。このユーザー名またはエイリアスは、 (test) によって既に使用されています。
共有メールボックスは、ユーザー名 (UPN) はメールボックス作成時に指定したエイリアス属性と組織の既定ドメインの組み合わせにより決定されます。
そのため、以下の例のようにメールアドレスを info@fabrikam.com として作成した場合でも、UPN のドメインは既定のドメインとして作成されるため、info@contoso.com がユーザー名として作成されます。
そのため、既に info@contoso.com のメールボックスが存在している場合は、ユーザー名が重複していることで本事象が発生します。
共有メールボックス作成時に作成されるユーザー名の例
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例
既定ドメイン : contoso.com
表示名 : SharedMailbox01
メールアドレス : info@fabrikam.com
作成されるユーザー名 : info@contoso.com
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なお、回避策につきまして、Exchange 管理センターにて、エイリアスを指定し作成することで可能ですので、以下に手順をご紹介します。
共有メールボックス作成時に作成されるユーザー名の例
※ エイリアスの指定がある場合
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例
組織の既定ドメイン : contoso.com
表示名 : SharedMailbox01
メールアドレス : info@fabrikam.com
エイリアス : SharedMailbox01
作成されるユーザー名 : SharedMailbox01@contoso.com
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※エイリアスをSharedMailbox01とすることで、ユーザー名をSharedMailbox01@contoso.com とし、info@contoso.com が既に存在している場合でも重複せずに作成することができます。
エイリアスの指定を行い共有メールボックスを作成する手順について
- 管理者にて Microsoft 365 管理センターへアクセスします
- 左メニューより [管理センター] - [Exchange] をクリックします
- Exchange 管理センターへ移動しますので、メニューより [受信者] - [共有] をクリックします。
- 共有メールボックス一覧の上部 [+ (新規作成)] のアイコンをクリックします。
- 共有メールボックスの新規作成画面が開きますので、[その他のオプション] をクリックします。
※ その他のオプションをクリックすることにより、[エイリアス] の項目の入力が可能となります。
- 表示名、メール アドレス、ユーザー、エイリアスを任意に設定します。
※ エイリアスを存在しているメールボックスと重複しない値に設定します。
- 設定完了後、[保存] をクリックします。