以下の記事でインプレースアーカイブと自動拡張アーカイブについて、ご紹介しましたが、今回は、自動拡張アーカイブが動作しているか確認する方法について記述したいと思います。
インプレースアーカイブの自動拡張機能を有効にし、アーカイブ メールボックスの拡張が行われますと、当該のユーザーがご利用の Outlook on the web (または Outlook クライアント) のアーカイブ メールボックスの領域に <フォルダー名>_yyyy (作成日: mmm dd, yyyy h_mm) が作成されるため、このフォルダーの作成を確認することで自動拡張の設定がメールボックスに反映されているかについて判断がおこなえます。
また、以下の Get-MailboxLocation コマンドでアーカイブ メールボックスの自動拡張領域 (AuxArchive) の確認をおこなうことが可能です。
以下の記事を参考にExchangeOnlineに接続してから実行してください。
[実行例]
Get-MailboxLocation -User User001@contoso.com | Sort-Object MailboxLocationType -Descending | Format-Table MailboxLocationType, MailboxGuid -AutoSize
※User001@contoso.comというユーザーに対して実行してます。
[出力例]
MailboxLocationType MailboxGuid
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Primary 346297b3-2e72-47ea-8ff1-a39e516a1a7f
MainArchive 65e3ab48-ffa2-439a-b2d3-2d534c42131e
AuxArchive 5cd2cd04-0864-4dbd-92b7-f60cd4b97483
AuxArchive c4a2483f-1dfa-4f2a-aea5-ff32c87f95a3
AuxArchive fecb5c1c-df59-4f82-b0fa-fcdd83b9416c
<実行結果について>
Primary : プライマリメールボックス
AuxArchive : アーカイブメールボックスの追加領域
※ 出力結果に AuxArchive が表示される場合、拡張領域のアーカイブ メールボックスが準備されている事の確認ができます。
Get-MailboxLocation において AuxArchive が表示されていても、拡張処理が終了するまではアーカイブ メールボックスの拡張領域の利用が行えない場合もあります。