ユーザーアカウントから Exchange Online ライセンスを剥奪した場合、メールボックスは削除済みのメールボックスへ変更が行われ、30 日経過後に完全削除が行われる動作となっております。
なお、ライセンス剥奪後 30 日以内であれば、Exchange Online ライセンスを再付与していただくことで、ベストエフォートでメールボックス内アイテムが格納された状態にて復元することが可能です。
そのため、ユーザーにライセンスが付与されていない状態が 30 日間続いた場合には再度ライセンスを付与した場合でもメールアイテムの復元が出来ません。
なお、サブスクリプションを解約すると、すぐに (解約の日付で) 無効になります。
ユーザーはすぐに Microsoft 365 にアクセスできなくなり、その後 90 日間は管理者のみがデータにアクセスできる状態となります。
なお、サインインして管理センターにアクセスすることはできますが、ユーザーにライセンスを割り当てることはできません。
そのため、解約した状態では復元が出来ない状況と考えられます。
ただし、全体管理者または課金管理者で、サブスクリプションを再アクティブ化することで、すべての顧客データをそのまま残して Microsoft 365 を引き続き使用することができると公開情報にありましたので、サブスクリプションを再アクティブ化することで復元が可能です。
なお、無効から削除済みのステータスに移動した場合は復元はできないのでご注意ください。
無効状態になってから、90日後に削除済みのステータスに変わります。
有効 | 期限切れ (30 日間*) |
無効 (90 日間*) |
削除済み |
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すべてのユーザーがデータ アクセス可能 | すべてのユーザーがデータ アクセス可能 | 管理者のみがデータ アクセス可能 | データ削除済み 他のサービスで使用されていない場合、Azure Active Directory は削除されます |
ユーザーは Microsoft 365、ファイル、およびアプリケーションに通常通りアクセスできます | ユーザーは Microsoft 365、ファイル、およびアプリケーションに通常通りアクセスできます | ユーザーは Microsoft 365、ファイル、またはアプリケーションにアクセスできません | ユーザーは Microsoft 365、ファイル、またはアプリケーションにアクセスできません |
管理者は Microsoft 365、データ、および Office アプリケーションに通常通りアクセスできます | 管理者は管理センターにアクセスできます | 管理者は管理センターにアクセスできますが、ユーザーにライセンスを割り当てることはできません | 管理者は管理センターにアクセスし、他のサブスクリプションを購入して管理することができます |
グローバル管理者または課金管理者は、管理センターでサブスクリプションを再アクティブ化できます | グローバル管理者または課金管理者は、管理センターでサブスクリプションを再アクティブ化できます |