
複数のユーザーの地域(言語設定)とタイムゾーンを一括で変更する場合は、Powershellのコマンドレットを利用することで可能です。
設定手順や確認方法についてご紹介していきたいと思います。
複数のユーザーの地域とタイムゾーンを PowerShell コマンドレットで設定する
複数のメールボックスの設定をおこなう場合は、CSV ファイルを利用します。
CSV ファイルの構成
一括登録に必要な CSV ファイルを作成します 。
以下の手順で対象のユーザー情報をまとめた CSV ファイルを事前に準備します。
- メモ帳などのテキスト エディタを開きます。
- 以下の内容でCSV ファイルを作成します。
<作成書式>
1行目Identity
2行目 対象ユーザー User01 のメールアドレス
3行目 対象ユーザー User02 のメールアドレス
4行目 対象ユーザー User03 のメールアドレス
<作成例>
Ideneity
ネットワークに負荷が生じる恐れがあるので、作成する 1 つの CSV ファイルでは、1000 ユーザー以内を目安としてください。
1.[ファイル] - [名前を付けて保存] の順にクリックし、任意の名前を入力した上で文字コードを[UTF-8] に変更し、保存します
2.作成したCSV ファイルを使用し、以下のコマンドレットの実行します。
作成した CSV ファイルを使用し、Windows PowerShell にて一括で言語設定をおこないます。
コマンドレット
<実行例>
Import-Csv "C:\Temp\UserList.csv" | % {Set-MailboxRegionalConfiguration -Identity $_.Identity -Language "ja-JP" -DateFormat "yyyy/MM/dd" -TimeFormat "H:mm" -TimeZone "Tokyo Standard Time" -LocalizeDefaultFolderName:$True}
特定の 1 名のユーザーに対し、地域とタイムゾーンの設定を行うには、以下のコマンドレットを実行します。
<構文>
Set-MailboxRegionalConfiguration -Identity "ユーザーメールアドレス" -Language "ja-JP" -DateFormat "<日時表記>" -TimeFormat "<時刻表記>" -TimeZone "Tokyo Standard Time" -LocalizeDefaultFolderName:$True
<実行例>
Set-MailboxRegionalConfiguration -Identity User01@contoso.com -Language "ja-JP" -DateFormat "yyyy/MM/dd" -TimeFormat "H:mm" -TimeZone "Tokyo Standard Time" -LocalizeDefaultFolderName:$True
組織内の全ユーザーに対して地域とタイムゾーンの設定を行う場合
1000 ユーザー以内であれば以下のコマンドレットで変更も可能です。
1000 ユーザー以上となる場合は、CSV ファイルを使う方法で1000ユーザーごとに実行してください。
<実行例>
Get-Mailbox -ResultSize Unlimited | Set-MailboxRegionalConfiguration -Language "ja-JP" -DateFormat "yyyy/MM/dd" -TimeFormat "H:mm" -TimeZone "Tokyo Standard Time" -LocalizeDefaultFolderName:$True
※ 実用例では、言語 : 日本語(日本)、 タイムゾーン : 大阪、札幌、東京 の設定になります。
言語設定とタイムゾーンを確認するコマンドレット
ユーザーごとに確認する場合
[実行例]
Get-MailboxRegionalConfiguration -Identity user01@contoso.com | select Language,TimeZone
すべてのユーザーメールボックスの言語設定をタイムゾーンを確認する場合
[実行例]
$temp = Get-Mailbox -ResultSize unlimited -RecipientTypeDetails UserMailbox | ForEach-Object {Get-MailboxRegionalConfiguration -Identity $_.PrimarySmtpAddress} | select Identity,Language,TimeZone
$temp | Export-CSV -Encoding UTF8 -Path C:\temp\UserMailbox.csv -NoTypeInformation
<出力結果>
Identity : ユーザーのIdenitty(Name)
Language : 言語設定
TimeZone : タイムゾーン
※空欄の場合は未設定です。
なお、以下の記事でも紹介してますが、現在、Identity(Name)が記号のような値に変更されているので、値からユーザーを特定することができません。
その場合は、以下のコマンドレットでIdentityの値からユーザーの表示名とアドレスを確認できます。
<実行例>
Get-Mailbox <Ideneity の値> | Select DisplayName,PrimarySmtpAddress