ArchiveStatus が Noneであるユーザーに対して、インプレースアーカイブの有効化コマンドレットを実行すると「既にアーカイブがあります。 このタスクでは、受信者ごとに複数のアーカイブを持つことができません。」といったメッセージが表示される事例があります。
この事象は、インプレースアーカイブが有効化された状態でライセンスをはく奪し再付与をした場合などに、アーカイブは有効な状態で ArchiveStatus が None として表示されることを確認しています。
なお、インプレースアーカイブが有効であるかについては、Exchange 管理センターの画面上から確認するか、インプレースアーカイブが無効の場合は、"ArchiveGuid" が00000000-0000-0000-0000-000000000000になっておりますので、Get-Mailbox のコマンドレットにて、ArchiveGuid に値が記録されている場合は有効であると判断ができます。
また、設定上、ArchiveStatus が None であっても、上述した方法で有効である場合は、そのままでも問題はありませんが、インプレースアーカイブを一度無効化し、再度有効にすることで、ArchiveStatus を Active にすることができます。
なお、インプレースアーカイブを無効化した場合、30 日経過すると削除されますが、一時的に無効にした場合は影響はありません。