
New-MailboxRestoreRequest の BadItemLimit と AcceptLargeDataLoss について、エラーが発生することを確認しました。
現在のところ、公開情報では、今後廃止となるという記載となっていますが、現時点で廃止が展開されたことが考えられます。
BadItemLimitとは?
BadItemLimit は、復元処理中に無視できる破損アイテムの最大数を指定するためのパラメーターです。
この値を設定することで、復元対象のメールボックスに破損したアイテムが含まれていても、指定された数までは処理を継続できます。
AcceptLargeDataLossとは?
AcceptLargeDataLoss は、復元処理中に大量のデータ損失が発生する可能性があることをユーザーが承認するためのものです。
このパラメーターを指定することで、以下のような状況でも処理を強制的に続行できます。
- 復元対象のメールボックスに破損したアイテムが多数含まれている
- BadItemLimit を超える破損アイテムが検出された
- データ損失のリスクがあるが、それを許容してでも処理を完了させたい場合
なお、BadItemLimit の廃止後は、BadItem が存在する場合も自動処理が行われコマンドレットが実行されることが想定されます。
注: このパラメーターは、クラウドベースのサービスでは廃止される予定です。このパラメーターを使用しない場合、今後は代わりとして、スキップされたアイテム承認セマンティクスが使用されます。
今後は、New-MailboxRestoreRequest を実行する際は、BadItemLimit および AcceptLargeDataLoss のパラメーターは指定せずに実行してください。
現在のところ、BadItemLimit および AcceptLargeDataLoss に代わるパラメータなどは無いようです。