社畜の所業

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Microsoft365の機能について解説をしていきたいと思います。このブログの情報をご活用いただければ幸いです。たまに他の情報も取り入れていきたいと思います。

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【Microsoft365参考書】MC1248389 Credential パラメーターが廃止される?

MC1248389 Credential パラメーターが廃止される?

 

 

 

 

MC1248389 の内容とは?

Connect-ExchangeOnline および Connect-IppsSession コマンドレット で Credential パラメーターが利用できなくなるという内容です。

7 月以降にリリースされる ExchangeOnline モジュールでは、Creadential パラメーターは利用することができませんが、7 月以前にリリースされている ExchangeOnline モジュールでは、Credential パラメーターが引き続き利用できます。

ただし、Credential パラメーターがサーバー側で別途廃止されることが予定されていますので、今後、7 月以前にリリースされている ExchangeOnline モジュールでも利用できなくなります。

 

 

 

影響は?

Connect-ExchangeOnline と Connect-IppsSession コマンドレット で Credential パラメーターが利用できなくなるという点だけですので、Connect-ExchangeOnline と Connect-IppsSession コマンドレット で Credential パラメーターを利用していなければ影響はありません

多いのがスクリプトなどで Credential パラメーターを利用している場合は、Credential パラメーターを使わない構成に変更しなければいけません。

 

 

 

Credential パラメーターの役割とは?

Credential パラメーターは、PSCredential オブジェクト(ユーザー名+パスワード)を指定して、対話なしで Exchange Online に接続するためのパラメーターです。

この方式は内部的に ROPC(Resource Owner Password Credentials)フローを使用します。

 

使われていた代表的なケース

  • タスクスケジューラ等での非対話型スクリプト
  • MFA を使っていない管理者アカウントでの認証

 

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なぜCredential パラメーターが問題視されているのか?

Credential パラメーターが依存している ROPC フローには、以下の重大な制約があります。

  • MFA 非対応
  • 条件付きアクセス非対応
  • パスワードを直接扱う(セキュリティリスク)

 

Microsoft は MFA を必須とする方向へ全面移行しており、ROPC 自体が MSAL v4.74.0 以降で非推奨になっています。

そのため、Credential パラメーターは Microsoft のセキュリティ基準を満たせないという位置付けになっています。

 

 

 

Credential をスクリプトで使っていた場合の代替案

Credential をスクリプトで使っていた場合の代替案は、Microsoft が公式に「シナリオ別」に整理していて、主に次の3つの方法があります。

Credential は ROPC という MFA 非対応の古い方式に依存するため、MFA/条件付きアクセスに対応できないため、2026年7月以降のモジュールでは削除される予定です。 

 

代替案①:対話型サインイン(人が実行するスクリプト向け)

こういう時に最適
  • 管理者が手元でスクリプトを実行する(手動運用)
  • MFA が有効(当たり前に要求される)

 


Connect-ExchangeOnline -UserPrincipalName admin@contoso.com

この方法は モダン認証で MFA/条件付きアクセスに対応します。

Microsoft も管理者が対話的に接続するならこれを推奨しています。 

 

代替案②:アプリ専用認証(App-only:無人実行/スケジュール実行向け)

こういう時に最適
  • タスクスケジューラ、CI/CD、サーバー上の定期実行など “人がログインしない自動化”
  • Azure の外(オンプレ/他クラウド/ローカル)で動く自動化

Microsoft は、Credential の代わりとして証明書ベース or シークレットベースの App-only が推奨しています。

例(証明書サムプリント)
Connect-ExchangeOnline `
-AppId <AppId> `
-CertificateThumbprint <Thumbprint> `
-Organization "contoso.onmicrosoft.com"


ユーザーのパスワードを保存しない「アプリ(サービスアカウントのようなもの)」として接続するイメージです。

 

代替案③:マネージド ID(Azure 上の自動化向け・最も安全)

こういう時に最適
  • Azure Functions / Automation Account / Runbook など Azure 上で動く無人処理
  • “秘密情報(パスワード/シークレット)を置きたくない”

Microsoft は「Azure サービス内の自動化は Managed Identity が理想」と明記しています。


Connect-ExchangeOnline -ManagedIdentity

 

ポイント
  • “Azure が面倒な認証を肩代わりしてくれる
  • ”証明書やシークレット管理が不要

 

 

 

Credential パラメーターを利用しているのか確認するには?

Connect-ExchangeOnline や Connect-IPPSSession コマンドレットの実行時に Credential パラメーターを使用して認証情報を入力して Exchange Online やセキュリティコンプライアンスセンターに接続を行う場合、「ROPC」 という認証方式による接続方法となり、Microsoft Entra 管理センターの [サインインログ] から確認することが可能です。

 

Microsoft Entra 管理センターの [サインインログ] を確認する

1. 管理者アカウントより Microsoft Entra 管理センター (https://entra.microsoft.com) にサインインします。
2. 画面左メニューより [監視と正常性] > [サインインログ] の順にクリックします。
3. 検索期間を適宜変更 (過去 7 日間、過去 1 か月など) します。
※ 検索可能な日数は所有するライセンスによって異なり、最大 1 か月間となります。
 
4. [フィルターの追加] > [アプリケーション] の順に選択し、テキストボックスに "Microsoft Exchange REST API Based Powershell" と入力して [適用] をクリックします。
5. 認証プロトコル の値が "ROPC" と表示されている場合は、Credential パラメーターを使用した接続が行われておりますため、[ユーザー] の列から実行したユーザーを確認することができます。
※ 既定の状態では「認証プロトコル」 の項目は表示しない設定のため、画面上部の [ビューの管理] > [列の編集] とクリックし、「認証プロトコル」のチェックボックスにチェックをつ
け、[保存] をクリックしてください。

 

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