今回は、メールフローやメールボックスの設定をPowershellのコマンドレットで取得する場合についてまとめてみました。
- 送信コネクタ
- 受信コネクタ
- テナント許可/拒否リストにてブロックされた送信者の情報
- 制限付きエンティティに登録されているユーザーの情報
- リモートドメイン
- 受信トレイのルール (仕分けルール)
- Outlook の受信許可、受信拒否リスト
送信コネクタ
<実行例>
Get-OutboundConnector | Export-Csv -NoTypeInformation -Encoding UTF8 "C:\temp\OutboundConnector.csv"
受信コネクタ
<実行例>
Get-InboundConnector | Export-Csv -NoTypeInformation -Encoding UTF8 "C:\temp\InboundConnector.csv"
テナント許可/拒否リストにてブロックされた送信者の情報
<実行例>
Get-TenantAllowBlockListItems -ListType Sender | Export-CSV -Encoding UTF8 -Path "C:\Temp\Get-TenantAllowBlockListItems.csv"
制限付きエンティティに登録されているユーザーの情報
<実行例>
Get-BlockedSenderAddress | Export-Csv -NoTypeInformation -Encoding UTF8 "C:\temp\BlockedSenderAddress.csv"
リモートドメイン
<実行例>
Get-RemoteDomain | Export-CSV -Encoding UTF8 -Path C:\temp\RemoteDomain.csv -NoTypeInformation
受信トレイのルール (仕分けルール)
<実行例>
Get-InboxRule -Mailbox user@contoso.com | Export-CSV -Encoding UTF8 -Path C:\temp\InboxRule.csv -NoTypeInformation
※user@contoso.com を対象のユーザーのアドレスに変更して実行します。
Outlook の受信許可、受信拒否リスト
<実行例>
Get-MailboxJunkEmailConfiguration -Identity user@contoso.com | Export-CSV -Encoding UTF8 -Path C:\temp\JunkEmail.csv -NoTypeInformation
※user@contoso.com を対象のユーザーのアドレスに変更して実行します。
補足
以下のパラメーターから設定について確認ができます。
Enabled
False:メールを [迷惑メール] フォルダーに移動しない
True:メールを自動的にフィルター処理する
TrustedListsOnly
信頼できる差出人と宛先のリストに登録されていない送信者からのメールを信頼しない (オン/オフ) : (True/False)
ContactsTrusted
連絡先からのメールを信頼する (オン/オフ) : (True/False)
BlockedSendersAndDomains
[受信拒否リスト] に登録されているメールアドレスまたはドメイン
TrustedSendersAndDomains
[信頼できる差出人のリスト] に登録されているメールアドレスまたはドメイン
TrustedRecipientsAndDomains
[信頼できる宛先のリスト] に登録されているメールアドレスまたはドメイン
※ [TrustedSendersAndDomains] と [TrustedRecipientsAndDomains] は同じ値が抽出されます。