今回はTeamsのチームを一括で複数作成する方法として、Powershellを利用して、CSVファイルをインポートする手順についてご紹介したいと思います。
以下の記事をもとにTeamsに接続してから実行してください。
1. チーム作成用の CSV ファイルを作成する
CSV ファイル作成の留意点
・ 作成する CSV ファイルは、"メモ帳" または "Microsoft Excel" にて作成してください。
・ CSV ファイルとして保存する際は、文字化けを防ぐため文字コードを "UTF-8" を指定します。
・ Excel にて作成する場合は、[,] を入れる必要はありません。
・ Excel では、ファイル保存後の文字コードが SJIS になるため、一旦メモ帳で開いて "UTF-8" で保存し直してください。
<CSV ファイルの作成例>
DisplayName,MailNickname,Visibility,Owner
Team01,Team_1,Private,UserA@contoso.com
Team02,Team_2,Private,UserB@contoso.com
Team03,Team_3,Public,UserA@contoso.com
Team04,Team_4,Public,UserC@contoso.com
<パラメーター>
・ [DisplayName] : チームの表示名
・ [MailNickname] : チームのメールアドレスのエイリアス
・ [Visibility] : プライベートチーム (Private) かパブリックチーム (Public) のいずれかを指定
・ [Owner] : 所有者
- CSVファイルを右クリックし、[プログラムから開く] - [メモ帳]の順にクリックする
- 開いたメモ帳で[ファイル] - [名前を付けて保存] の順にクリックする
- ファイルの種類で「すべてのファイル」を選択する
- 文字コードで[UTF-8] を選択する
- [保存]をクリックする。
2. CSV ファイルを読み込んでチームを作成する
以下のコマンドレットを実行します。
<構文>
Import-Csv "ファイルパス\ファイル名.csv" | Foreach {New-team -DisplayName $_.DisplayName -MailNickname $_.MailNickname -Visibility $_.Visibility -Owner $_.Owner }
<実行例>
Import-Csv "C:\temp\NewTeam.csv" | Foreach {New-team -DisplayName $_.DisplayName -MailNickname $_.MailNickname -Visibility $_.Visibility -Owner $_.Owner }
※ 上記実行例では C ドライブ直下の temp フォルダー内に作成した NewTeam.csv という CSV ファイルを読み込んでいます。
※ 複数の CSV ファイルを作成された際は、保存先と CSV ファイル名を適宜修正して実行してください。
なお、作成したチームにメンバーを追加する手順については、以下の記事でご紹介しておりますので、ご参照いただけますと幸いです。