Teamsで外部のユーザーに対して発着信をおこなうためには、電話システムなどが必要となります。
現在、日本国内において Microsoft Teams で電話回線を利用した外線通話の利用についてご紹介していきたいと思います。
必要なライセンスについて
Office 365 F1/E1/E3 や Office 365 E5 + 電話システム
※ 外線発信機能を利用されたいユーザーの人数分、上記のご契約が必要となります。
外線発信に必要なライセンスおよび環境
以下のいずれかの方法にて、Teams を利用した外線通話を実現することが可能です。
- UniTalk のサービスを利用する
- Direct Routing の環境構築
- Direct Calling for Microsoft Teams のサービスを利用する
1. UniTalk のサービスを利用する
Softbank 社より提供されている "UniTalk" のサービスをご契約いただくことで、ゲートウェイ装置を必要とせず、外線発信機能が利用可能となります。
外線発信機能を利用されたいユーザーの人数分、下記のご契約を行います。
<外線発信を利用するにあたり、必要なライセンス>
Office 365 F1/E1/E3 や Office 365 E5 + 電話システム + Unitalk (Softbank 社提供)
Unitalk のサービスの詳細については、以下の公開情報をご参照ください。
※ [通話プラン] の項より、” はい、「 Office 365 のソフトバンク通話」を参照してください。” のリンクにアクセスください。
2. Direct Routing の環境構築
Direct Routing を利用するには、オンプレミス環境や SBC (Session Border Controller) のゲートウェイ装置が必要となります。
Direct Routing については、以下の公開情報をご参照ください。
3. Direct Calling for Microsoft Teams について
Direct Calling for Microsoft Teams については NTT Communications から提供されているサービスです。
Direct Calling for Microsoft Teams は Microsoft Teams のダイレクト ルーティング機能を利用したものですが、お客様環境に SBC を設置するのではなく、NTT Communications のデーターセンターに SBC 設置することで、お客様の環境構築の負荷が軽減されるサービスとなります。
Microsoft Teams を Direct Routing 環境でご利用いただくのと同様に、NTT Communications 様から提供された 050 番号で Microsoft Teams の各種機能をご利用いただくことができます。
◆ Microsoft Teams から提供される電話機能
Suggested Contacts (連絡先候補)
「連絡先」 に連絡先の候補を表示する。
Transfer to PSTN Call (PSTN への転送)
通話を PSTN に転送する
Transfer user input to standard phone format (電話番号形式の変換)
ユーザーがダイヤルした電話番号を E.164 形式に変換する
Voicemail (ボイスメール)
通話をボイスメールに保存する。ボイスメールを確認する。
Boss and Delegate Support (代理人)
自分の代理人と、通話を受信する。
[設定] > [一般] > [委任] > [代理人を管理]
Extention Dialing (内線ダイヤリング)
ユーザーがダイアルした電話番号を別の形式 (通常は E.164) に変換する
Hold (保留)
通話を保留する
Multi-call Handling (複数呼ハンドリング)
同時に複数の通話を行う
Safe Transfer (転送先不応答時呼び戻し)
転送先が不応答の場合、転送元との通話を再開する。
Simultaneous Ringing (同時呼び出し)
着信通話に他のユーザー (代理人など) を同時に呼び出す。
[設定] > [通話] > [通話応答ルール] で [通話を自分に着信する] > [同時呼び出し]
Speed Dial (短縮ダイヤル)
「連絡先」に短縮ダイヤルを登録する
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