今回は、以下の記事で紹介したMicrosoft Viva からのダイジェスト メールとブリーフィング メールを無効にする方法をご紹介したいと思います。
各ユーザーでの無効化とテナント単位での無効化が可能ですので、どちらの手順についてもご紹介します。
各ユーザーが無効にする手順
ダイジェスト メールおよびブリーフィング メールを受信した際にフッターに購読停止のリンクがありますので、そちらから購読停止が可能です。
また、メールがない場合、下記手順にて各ユーザーにて購読停止することができます。
※ 反映まで最大 7 日程度要する場合があります。
ダイジェスト メール
- 設定を行いたいユーザー自身で (https://myanalytics.microsoft.com/) にアクセスします。
- Microsoft Viva insights が表示されるため、右上に表示されている歯車アイコンをクリックします。
- [設定] をクリックします。
- [ダイジェスト メール] のスイッチをオフにします。
ブリーフィング メール
- 設定を行いたいユーザー自身で (https://insights.viva.office.com/#/PersonalApp/AppSettings/DailyBriefingSettings/) にアクセスします。
- 毎日のブリーフィング メールの「現在毎日のブリーフィング メールに登録しています。登録を解除するには、スイッチを切り替えます。」のスイッチをオフにします。
- [変更を保存] をクリックします。
テナント全体に対して各メールの規定値を無効にする手順
管理者が Microsoft 365 管理センターで組織全体に対して無効にすることができます。
※ 反映まで最大 24 時間程度要する場合があります。
無効にしても各ユーザーが個別で有効にしている場合は有効として機能します。
ダイジェスト メール
- 管理者で Microsoft 365 管理センター (https://admin.microsoft.com/) にログインします。
- 左のナビゲーション バーにある [設定] > [組織設定] をクリックします。
- [Microsoft Viva インサイト (以前の MyAnalytics)] をクリックします。
- [ダイジェスト メール] のチェックを外します。
- [保存] をクリックします。
ブリーフィング メール
- 管理者で Microsoft 365 管理センター (https://admin.microsoft.com/) にログインします。
- 左のナビゲーション バーにある [設定] > [組織設定] をクリックします。
- [Microsoft Viva からのブリーフィング メール] をクリックします。
- [組織内のユーザーがブリーフィングのメールを受信できるようにする] のチェックを外します。
- [保存] をクリックします。
※ 組織全体を無効にすることで新規ユーザーに対して規定値が無効になります。
※ 既存ユーザーはこの規定値の影響を受けません。
テナント全体に対して強制的に無効にする手順
テナント全体に対して各メールの規定値を無効にする手順を実施しても、各ユーザーが有効にすることでその機能は動作します。
組織全体で一律に無効にしたい場合は、以下の機能を無効にすることで強制的にメールを受信できなくすることが可能です。
ダイジェストメール
- 管理者で Microsoft 365 管理センター (https://admin.microsoft.com/) にログインします。
- 左のナビゲーション バーにある [ユーザー] > [アクティブなユーザー] をクリックします。
- ライセンスを無効化したいユーザにチェックをつけ、メニューに表示されている [製品ライセンスの管理] をクリックします。
- [置換] にチェックを入れ、該当のライセンスを選びます。
- [アプリ] をクリックして展開します。
- [Insights by MyAnalytics] および [Microsoft MyAnalytics (フル機能)] のライセンスからチェックを外し、下部の [変更の保存] をクリックします。
※ 利用環境によっては、[Insights by MyAnalytics] と [Microsoft MyAnalytics (フル機能)] のどちらかしか表示されていない場合があります。
ブリーフィングメール
設定するには下記の前提条件があります。
・ Exchange Online PowerShell V2 モジュールをインストールされている必要があります。
・ .NET Framework 4.7.2 または使用可能な最新バージョンがインストールされている必要があります。
- 以下記事の手順で PowerShell を Exchange Online に接続します。
- 以下のコマンドレットを実行し、テナント全ユーザーのブリーフィング メール機能を無効化します。
Get-Mailbox -RecipientTypeDetails Usermailbox | foreach {Set-UserBriefingConfig -Identity $_.PrimarySmtpAddress -Enabled:$false}
- 以下のコマンドレットを実行し、変更されたことを確認します。
Get-Mailbox -RecipientTypeDetails Usermailbox | foreach {Get-UserBriefingConfig -Identity $_.PrimarySmtpAddress}
※ IsEnabled が True で有効、False で無効になります。
※ Exchange Online のライセンスが付与されているユーザーが対象となります。