受信したメールに[ATT00001]のファイルが添付されている事象について、以下の2つの可能性がありますので、ご紹介していきたいと思います。
■ 埋め込み型の添付ファイルの場合
Exchange Online (Exchange Server) では、メールの構成上メッセージ テキストが常に最初でなければならず、添付ファイルは常に最後である必要があります。
メール本文のテキストのセクションは、添付ファイルが 1 つでも登場するとそれよりも後のデータは全て添付ファイルであると認識し、添付ファイルよりも後ろの本文が [ATT00001] などのファイルに変換 (再フォーマット) されます。
このため、送信されたメールが 本文 > 添付ファイル > 本文 の順で本文のテキストセクションが構成されていたり、添付ファイル > すべての本文 といった構成によってメールが送信されることで発生します。
本事象については、メール作成時に本文中への埋め込みのファイル挿入ではなく、添付ファイルとして添付するか、もしくは本文内の最後にファイルを挿入していただくなどのメールの作成手順により、回避できる可能性があります。
■ メール送信クライアントが Apple 製品の場合
iPhone を含む Apple 製品の標準メーラーと Exchange Online とでは、内部的なメールの作成方法が異なることが確認されました。
Outlook クライアントで作成されたメールは、件名や本文パートなどがメッセージ内でも先行して存在し、添付ファイルは最後に存在するような仕組みで内部的に作成されるため、Exchange Online はこういった流れでアイテムを解釈していきます。
しかしながら、iPhone を含む Apple 製品の標準メーラーでは、メールアイテムによっては、メール本文の後に添付ファイルが付き、また本文が続くなどの内部的な構成があり得るため、Exchange Online が先ほどのような解釈でメールアイテムを受信した場合、本事象が発生することを確認いたしました。
本事象の回避策として以下の二点をご提案させていただきます。
- iPhone から転送する際は [Outlook for iOS] や Outlook on the Web から行う
- 転送元となるメールアイテムに添付ファイルがついている場合は、一度削除し改めて添付しなおす。
1.については、Apple 製品の標準メーラーではなく、Outlook on the Web やOutlook for iOS で転送を行うことにより、メールクライアント起因を根本的に回避します。
また、2. につきましては、改めてファイルを添付しなおすことで、回避できることを確認いたしました。
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