エクスプローラーでSharePointのドキュメントライブラリやOneDriveのファイルを開く方法として、ネットワークドライブの割り当てやOneDriveの同期クライアントを利用する方法があります。
今回は、同期クライアントを利用している場合のトラブルシューティングについてご紹介していきたいと思います。
なお、同期クライアントでSharePointとOneDriveを管理していることで、SharePointとOneDriveを同じものだと勘違いしている人もいますが、全く別のサービスで格納先も違いますのでご注意ください。
エラーコードが出ている場合は、以下の公開情報を参考にしてみましょう。
例えば、エラーコード0x80070194の場合は、以下のアプリをリセットすることで解決する可能性が高いです。
OneDrive の使用時にエラーコード0x80070194 が表示される場合は、アプリをリセットすることで問題が解決することがあります
事前準備 : データの退避
Windows エクスプローラーにございます同期フォルダーを一旦削除して再度作成いたします。
クラウド上のアイテムと差異がある場合には、念のためバックアップとして他の場所へコピーを行っていただくことを推奨しております。
バックアップが完了しましたら、同期フォルダーをフォルダーごと削除してください。
※ 同期フォルダーを削除する場合は、以下に記載しております OneDrive のリンク解除を行い、同期を停止したのち、行ってください。
なお、これより先に進む前に、OneDrive for Business 以外の同期アプリケーション (Dropbox、Google Drive など) や常駐アプリをご利用の場合はすべて停止します。
OneDrive.exe にて同期する際の制限事項の確認
OneDrive for Business の同期ではいくつかの制限事項がございます。
制限事項に抵触している場合には正常に同期がされない、保存ができない等の動作を引き起こすため、事前ご確認ください。
OneDrive のリンク解除
OneDrive.exe の同期を停止するには、サインイン情報のリンクを解除する必要があります。
以下の手順で一度同期を停止し、再同期することで改善するかご確認ください。
1. 画面右下のタスク バーの “青色の雲” の OneDrive アイコンを右クリックし、[設定] を選択します。
2. [アカウント] タブを開き、[OneDrive のリンク解除] をクリックします。同期が停止され、サインイン画面が表示されます。
3. [サインイン] をクリックし、Office 365 アカウントを入力します。
4. 画面に従って設定し、同期を確認します。
OneDrive.exe の再起動
以下の手順で OneDrive.exe の再起動をし、改善するかご確認ください。
1. 画面右下のタスク バーの “青色の雲” の OneDrive アイコンを右クリックし、[終了] を選択し、同期クライアントを終了します。
2. タスク バーを右クリックし、[タスク マネージャー] をクリックします。
3. 表示された画面上の [詳細] タブより、[onedrive.exe] を確認します。表示されている場合には、プロセス名の上でマウスを右クリックし [タスクの終了] を選択します。
4. PC を再起動します。
5. スタート ボタンより、同期クライアントを起動します。
OneDrive のリセット
1. Windows キーを押しながら R キーを押します。
2. [ファイル名を指定して実行] ウィンドウに、「%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset」<SP>と入力します。
3. [OK] をクリックします。
4. タスク バーから OneDrive のアイコンが消え、1 ~ 2 分後に再び表示されることを確認します。
※ アイコンが表示されていない場合は、タスク バーの [隠れているインジケーターを表示します] 矢印をクリックして、OneDrive のアイコンを表示します。
5. 数分経っても OneDrive アイコンが再度表示されない場合は、[ファイル名を指定して実行] ウィンドウをもう一度開いて、「%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe」 と入力します。
上記手順にて改善しない場合には、同期クライアントを再セットアップします。
同期クライアントの再セットアップ
※ 事前にコントロール パネルから "Microsoft OneDrive" を削除しておきます。
1. "https://aka.ms/installodb" にアクセスし、最新バージョンの同期クライアントをインストールします。
2. インストール完了後、表示されるサインイン画面から Office 365 アカウントとパスワードを入力します。
3. 画面に従って再度設定し、同期を確認します。
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