
メール配信サービスを調べていると、「SendGrid」という名前を見かけることが多いですよね。
この記事では、
- SendGridとは何か
- 何ができるのか
- Exchange Onlineとの違い
について、解説します。
SendGridとは?
SendGridは、クラウド型のメール配信サービスです。現在はTwilioが提供しています。
👉 大量のメールを確実に届けるためのサービス
例えば以下のような用途で使われます。
- 会員登録時の確認メール
- パスワードリセットメール
- メルマガ配信
- システムからの自動通知メール
SendGridでできること
① 大量メール配信(バルクメール)
一度に何万・何十万通というメールを配信できます。
👉 通常のメールサービスでは難しい規模の配信が可能
② 高い到達率(迷惑メール対策)
SendGridはメールが迷惑メールに入らないための仕組みを持っています。
- IPレピュテーション管理
- SPF / DKIM / DMARC対応
- 配信最適化
👉 「ちゃんと届くメール」を実現
③ API連携ができる
システムやアプリから直接メール送信が可能です。
- Webサービスからの自動送信
- アプリ通知
④ 配信状況の分析
- 開封率
- クリック率
- エラー率
👉 マーケティングにも活用可能
⑤ テンプレート機能
HTMLメールを簡単に作成・管理できます。
主な利用シーンは?
① トランザクションメール(システム通知)
ユーザーの操作をきっかけに 1通ずつ自動送信されるメール です。
例:
- 会員登録完了メール
- パスワード再設定メール
- 注文完了・請求通知
- 障害通知、アラートメール
これらは「確実に」「遅延なく」「迷惑メールに入らない」ことが重要で、SendGridが最も得意とする用途です。
② マーケティングメール(一斉配信)
いわゆる、メルマガやキャンペーンメールです。
例:
- 新商品・キャンペーン告知
- 定期ニュースレター
- 利用促進メール
SendGridでは、
- 宛先リスト管理
- セグメント配信
- A/Bテスト
- 開封・クリック測定
といった機能も提供されています。
メールの送信方法は?
SendGridには 2つの送信方法 があります。
① API送信(推奨・モダン)
- アプリケーションから HTTPS API を呼び出して送信
- OAuthではなく APIキー認証
- 高速・高信頼・詳細な制御が可能
主に Webサービス / 業務システム からの送信に使われます
② SMTPリレー
- 既存システムから SMTP で SendGrid に中継
- 「SMTPサーバーをSendGridに変える」イメージ
MFP、古いアプリ、SMTP前提の製品からの移行時によく使われます。
Exchange Onlineとは?
Exchange Onlineは、Microsoft 365に含まれるクラウド型メールサービスです。
👉 人が使うビジネスメールのためのサービス
- Outlookでのメール送受信
- カレンダー管理
- 連絡先管理
- 社内外のメール
- セキュリティ・コンプライアンス機能
Exchange Onlineでも大量送信できるのでは?
可能ではありますが、
- 送信数制限あり
- スパム判定のリスク
👉 大量配信には向いていません
SendGridとExchange Onlineの違いは?
| 項目 | SendGrid | Exchange Online |
|---|---|---|
| 主な用途 | システム・大量配信 | 人のメール |
| メール送信数 | 大量送信に強い | 制限あり |
| 利用者 | 開発者・マーケ担当 | 一般社員 |
| 送信方法 | API / SMTP | Outlookなど |
| 分析機能 | あり | 限定的 |
| 到達率対策 | 強い | 通常レベル |
一番大きな違い(重要ポイント)
SendGrid
- 機械が送るメール
- 自動送信
- 大量配信
Exchange Online
- 人が使うメール
- 日常業務
- コミュニケーション