社畜の所業

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Wiresharkとは?パケットキャプチャでできることと活用シーンを初心者向けに解説

Wiresharkとは?パケットキャプチャでできることと活用シーンを初心者向けに解説

 

ネットワークのトラブル調査や通信の仕組みを理解するうえで欠かせないツールが「Wireshark(ワイヤーシャーク)」です。

この記事では、初心者の方でもわかるように、Wiresharkで何が確認できるのか、そしてどんな場面で活用できるのかをやさしく解説します。

 

 

 

 

Wiresharkとは?

Wiresharkは、ネットワーク上を流れる通信データ(パケット)をリアルタイムで取得・解析できる無料ツールです。

簡単にいうと、「通信の中身をのぞけるツール」です。

  • どのサーバーと通信しているか
  • どんなデータがやり取りされているか
  • 通信が成功しているか失敗しているか

こういった情報を細かく確認できます。

 

 

 

パケットキャプチャで確認できること

① 通信の相手(IPアドレス・ドメイン)

どの端末がどのサーバーと通信しているかがわかります。

  • 送信元IPアドレス
  • 宛先IPアドレス
  • アクセス先のドメイン(例:google.com)

不審な通信の検出にも役立ちます。

 

② 使用しているプロトコル

通信に使われているルール(プロトコル)も確認できます。

  • HTTP / HTTPS(Web通信)
  • DNS(名前解決)
  • TCP / UDP(通信方式)

通信の種類や仕組みを理解できます。

 

③ 通信の中身

暗号化されていない通信であれば、実際のデータ内容も確認できます。

  • Webページの内容(HTTP)
  • 送信されたデータ

※HTTPSなどの暗号化通信は基本的に中身は見えません。

 

④ 通信の状態(成功・失敗)

通信が正常に行われているかどうかも判断できます。

  • パケットロス(通信の欠落)
  • 再送(リトライ)
  • エラー

ネットワーク障害の原因特定に役立ちます。

 

 

 

Wiresharkはどんなときに使う?

① ネットが遅い・つながらないとき

「通信が遅い」「特定のサイトだけ開けない」といった問題の原因を調査できます。

  • DNSが失敗している
  • サーバーから応答がない
  • パケットが途中で消えている

こういった問題を可視化できます。

 

② システム・サーバーのトラブル調査

企業のIT現場では、障害対応にWiresharkがよく使われます。

  • API通信の失敗原因の特定
  • サーバーとの接続確認
  • 通信内容の検証

開発者やインフラ担当にとって必須スキルです。

 

③ セキュリティ対策・不正通信の検出

不審な通信を見つけることもできます。

  • 知らない外部サーバーへの通信
  • マルウェアの挙動確認

セキュリティ調査にも活用されます。

 

④ ネットワークの勉強

実際の通信を見ることで、理解が一気に深まります。

  • TCPの3ウェイハンドシェイク
  • DNSの仕組み
  • HTTP通信の流れ

教科書よりも「実物を見る」ことで理解しやすくなります。

 

 

 

初心者が最初にやるべき使い方

まずは以下の手順で試してみましょう。

  1. Wiresharkを起動
  2. 使用しているネットワーク(Wi-Fiなど)を選択
  3. キャプチャ開始
  4. ブラウザでWebサイトを開く
  5. HTTPやDNSでフィルタして確認

フィルタ例:

dns
http
tcp

これだけでも「通信の流れ」が見えてきます。

 

 

 

Protocol 列とは?

Protocol (プロトコル) 列とは、そのパケットで「最も上位(アプリケーション寄り)」と判断されたプロトコル名です。
Wireshark には、dissector (プロトコル解析器) があり、フレームを下位レイヤから順に解析していきます。
例:
Ethernet → IPv4 → TCP → HTTP
この場合、最後に解析された HTTP が Protocol 列に表示されます。
 
Protocol 表示
意味
TCP
TCP までは解析できたが、上位は不明
TLS
暗号化開始(中身は見えない)
HTTP
平文 HTTP
HTTP2
モダン Web / API
SMTP
メール送信
DNS
名前解決
ARP
IP-MAC 解決
LOOP
L2 自己テスト
ICMP
ping / エラー
 
 
 

注意点(重要)

  • 通信内容には個人情報が含まれる可能性がある
  • 会社のネットワークでは許可なく使用しない
  • 暗号化通信の解析には追加設定が必要

取り扱いには十分注意しましょう。

 

 

 

まとめ

Wiresharkは難しそうに見えますが、ポイントを押さえれば非常に強力なツールです。

  • 通信の中身を「見える化」できる
  • トラブルの原因特定に役立つ
  • ネットワーク理解が深まる

最初は「DNSやHTTPを見る」だけでもOKです。

少しずつ慣れていけば、確実にスキルアップにつながります。

 

 

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