Powershellでコマンドレットを実行した際に以下の警告が出てきたので、どういうものなのかについて調べてみました。
警告内容
New update available!
You are using an older version of Exchange PowerShell cmdlets which may be using (soon to be deprecated) Basic authentication.
Please install version 2.0.6 of the ExchangeOnlineManagement module to upgrade to the latest version of cmdlets, which are REST based, more secure, reliant and performant than the remote PowerShell cmdlets that you are currently using.
なお、コマンドレットを実行した際に 1 回だけ表示されるメッセージであることを確認しており、その後は表示されずコマンドレットが実行可能であることを確認してます。
また、文面の中に基本認証で利用していると記載されているようですが、先進認証でアクセスしている場合でも表示されることを確認してますので、既に V2 モジュールで先進認証を利用している場合は、対応は不要です。
なお、バージョンアップについては、必須ではありませんが、最新のバージョンに更新しておいたほういいとは思いますので、以下のコマンドレットを実行することで可能です。
最新のバージョン (version 2.0.6) に更新した場合でも、今まで利用していたコマンドレットも利用できます。
現在インストールされているモジュールのバージョンを確認する方法
[構文]
Import-Module ExchangeOnlineManagement; Get-Module ExchangeOnlineManagement
出力されたVersionにて確認ができます。
モジュールの 最新の公開バージョン にアップグレードする方法
[構文]
Update-Module -Name ExchangeOnlineManagement
バージョンを指定して行う方法
[構文]
Update-Module -Name ExchangeOnlineManagement -AllowPrerelease -RequiredVersion 2.0.6-Preview6
なお、上記のコマンドレットでエラーが発生するなどうまくいかない場合は、以下のコマンドレットでも最新版に更新することができますのでお試しください。
<コマンドレット>
Install-Module -Name ExchangeOnlineManagement -AllowPrerelease
また、上記のコマンドレットにて、AllowPrerelease パラメーターが利用できない旨のエラーが発生した場合、以下のコマンドレットにて、PowershellGet を更新してください。
<コマンドレット>
Update-Module PowerShellGet -Force