転送やアイテムのコピーなどアイテムが重複して格納されている場合に、容量がひっ迫し、重複したアイテムだけを削除したい場合についてご紹介したいと思います。
まず、通常領域の重複したアイテムの削除については、Outlook クライアントからフォルダーのクリーンアップを実行することで、重複するメッセージを削除することが可能です。
重複しているアイテムのうち、1通を残し、重複したアイテムを削除する方法となります。
重複したアイテムが3通ある場合でも、2通重複したアイテムを削除し、1通残るという動作になります。
フォルダの重複したアイテムを削除
1. Outlook クライアントを起動し、重複受信したメールが保存されているフォルダーを開きます。
2. [ホーム] タブの "削除" セクションにある [クリーンアップ] - [フォルダーのクリーンアップ] をクリックします。
削除したアイテムが格納される回復可能なアイテム領域の重複したアイテムを削除する場合は、Powershellを利用し、Start-ManagedFolderAssistant の HoldCleanup にて、回復可能なアイテム領域配下に存在する不要な重複アイテムを削除することが可能です。
通常領域と同様に重複しているアイテムのうち、1通を残し、重複したアイテムを削除する方法となります。
訴訟ホールドなど保持機能を有効化している場合でも、重複したアイテムは削除することができます。
ExchangeOnlineに接続してから実行してください。
回復可能なアイテム領域内の重複アイテムの削除
[構文]
Start-ManagedFolderAssistant -Identity "対象ユーザーアドレス" -HoldCleanup
[実行例]
Start-ManagedFolderAssistant -Identity user01@contoso.com -HoldCleanup