社畜の所業

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Microsoft365の機能について解説をしていきたいと思います。このブログの情報をご活用いただければ幸いです。たまに他の情報も取り入れていきたいと思います。

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【Microsoft365参考書】Exchange Online と Postfix を連携すると何ができるのか?

Exchange Online と Postfix を連携すると何ができるのか?

 

クラウドメールとして ExchangeOnline を利用している一方で、オンプレミスや Linux サーバー側では Postfixを使い続けている環境は少なくありません。

Postfix はもう不要では?」
「Exchange Online だけで完結できないの?」

実は、Exchange Online と Postfix を連携することで“できること”は意外と多く、 設計次第ではクラウド単体よりも柔軟で安全なメール基盤を構築できます。

 

 

 

 

Postfix とは?

Postfix (ポストフィックス) とは、電子メールを送信・転送するためのソフトウェアで、一般的に「メール転送エージェント(MTA: Mail Transfer Agent)」と呼ばれるプログラムの一種です。

LinuxUnix系OSで広く利用されており、メールサーバーの構築に欠かせない存在です。

 

Postfixの概要

  • 役割:SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を使って、送信元から宛先までメールを配送する中継役を担います。
  • 開発者:1998年にWietse Venemaによって開発され、セキュリティと使いやすさを重視して設計されました。

 

特徴は?

  • 高いセキュリティ性:スパムや不正アクセス対策を考慮した設計。
  • 高速処理:大量メールの効率的な配送が可能。
  • 設定の容易さ:設定ファイルがシンプルで初心者にも扱いやすい。
  • モジュール構造:必要な機能だけを有効化できる柔軟性

 

仕組みのイメージ

Postfixの動作は、郵便の仕分けに例えられます。
  1. 受信(集荷):他のメールサーバーやアプリからメールを受け取る。
  2. 処理(仕分け):宛先に応じて配送ルートを決定。
  3. 配送(配達):宛先のメールボックスや別のメールサーバーに転送。
  4. エラー通知:配達できない場合は差出人に通知(バウンスメール)。

 

 

 

Exchange Online × Postfix の基本構成

一般的な連携パターンは次の 2 つです。

Postfix → Exchange Online(送信リレー)

  • 社内システム・サーバーからのメールを Postfix が受信
  • Postfix が Exchange Online に中継
  • 外部への送信は Exchange Online が担当

② Exchange Online → Postfix(受信・分岐)

  • Exchange Online が受信したメールを Postfix に転送
  • Postfix 側で独自処理(振り分け・連携)を実施

 

 

 

連携することでできること一覧

1. Linux サーバーや業務システムのメール送信を集約できる

多くの業務システムは SMTP 送信を前提に作られています。

  • バックアップ通知
  • 監視アラート
  • バッチ処理結果メール

これらを Postfix に集約 → Exchange Online から送信することで、

  • 送信元 IP 管理の一元化
  • SPF / DKIM / DMARC 対応の簡素化
  • なりすまし対策の強化

が可能になります。

 

2. SMTP AUTH を使わずに安全な送信構成を作れる

Postfix を中継点にすることで、

  • 内部通信:IP 制限や証明書
  • 外部通信:Exchange Online のモダン認証

という 役割分担が可能です。

  • 各サーバーに SMTP AUTH を設定しなくてよい
  • パスワード漏洩リスクを減らせる

 

3. メール送信のルール・制御を Postfix 側で柔軟に実装できる

  • 宛先ドメインごとの送信制御
  • 特定アドレスのブロック
  • 件名・ヘッダーによるフィルタリング
  • 送信数制限(スロットリング

Exchange Online だけでは難しい細かい制御を、Postfix 側で補完できます。

 

4. 既存システムを変更せずに Microsoft 365 へ移行できる

その結果、以下のようなことができます。

  • システム改修コストを最小化
  • 移行時の影響範囲を限定

 

5. 受信メールを他システムと連携できる

  • チケットシステム連携
  • RPA 起動トリガー
  • 独自ログ解析
  • 添付ファイル自動処理

メールを「入力データ」として活用できるのが大きな特徴です。

 

 

 

Exchange Online 単体では難しい点を補完できる理由

項目 Exchange Online 単体 Postfix 連携
SMTP 柔軟制御 限定的 非常に柔軟
既存システム対応 要変更 変更不要
カスタム処理 難しい 容易
ローカル連携 弱い 強い

 

 

 

注意点・デメリットは?

運用負荷は増える

 

設計を誤るとブラックボックス化する

  • どこで止まっているか分からない
  • ログ設計が非常に重要

 

 

 

どんな環境に向いているか?

向いているケース

  • Linux サーバーが多い環境
  • 既存業務システムを多く抱えている
  • SMTP AUTH を減らしたい
  • メールをシステム連携に活用したい

向いていないケース

  • 小規模・メール用途のみ
  • 運用人員が極端に少ない

 

 

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