共有メールボックスの作成日と作成者を確認する場合、管理画面から確認することはできませんが、作成日については、Powershell の Get-Mailbox のコマンドレットにて、WhenCreated の値から確認することができます。
Get-Mailbox
<構文>
Get-Mailbox -Identity <メールアドレス> | Export-CSV -Encoding UTF8 -Path <ファイルパス\ファイル名>.csv -NoTypeInformation
<実行例>
Get-Mailbox -Identity test@contoso.com | Export-CSV -Encoding UTF8 -Path C:\temp\Mailbox.csv -NoTypeInformation
※C ドライブの配下の temp フォルダーに Mailbox.csv という名前のファイルで情報保存する場合
ただし、Get-Mailboxでは作成者の確認ができないため、他の方法として、Powershell にて、管理者監査ログのコマンドレットである Search-AdminAuditLog を実行することで、作成者と作成日を確認することが可能です。
※ Exchange Onlineで作成した共有メールボックスのみ対象です。
以下にコマンドレットをご紹介します。
以下の記事の手順にて、Exchange Online に接続してから実行してください。
[構文]
Search-AdminAuditLog -Cmdlets <監査対象のコマンドレット> -StartDate <mm/dd/yyyy> -EndDate <mm/dd/yyyy> -ResultSize 250000 | select * -ExpandProperty cmdletparameters | Export-CSV -Encoding UTF8 -NoTypeInformation -Path <ファイル名>.csv
[実行例]
Search-AdminAuditLog -Cmdlets "New-Mailbox" -StartDate 11/01/2020 -EndDate 01/05/2021 -ResultSize 250000 | select * -ExpandProperty cmdletparameters | Export-CSV -Encoding UTF8 -NoTypeInformation -Path C:\Temp\AdminAuditlog.csv
※ 上記実行例では C ドライブの Temp フォルダーへ AdminAuditlog というファイル名で保存しています。
※ StartDate は 90 日前まで指定が可能です。
<出力結果>
Caller : 作成者
RunDate : 作成日時
Name : 実行したパラメーター (Shared が共有メールボックスを作成したことを示します。WindowsLiveID がメールアドレスを示します)
CSV ファイルのフィルターにて、Name を Shared と WindowsLiveID に絞ることで、Value の値から共有メールボックスのアドレスを確認することができます。
フィルターは、Excel上部の[並び替えとフィルター]>[フィルター]をクリックし、[Name]の横の[▼]をクリックすればできます。