以下の公開情報でAzureAD / MSOnline コマンドレットは廃止され、Graph PowerShellに切り替えるようにアナウンスされています。
MSOL / Azure AD PowerShell のライセンス割り当て関連のコマンドについて
ライセンス割り当てに関する MSOL / Azure AD PowerShell コマンド(Set-MsolUserLicense や Set-AzureADUserLicense など)は、 2023/3/31 に利用できなくなる見込みです。
- 廃止日を 2022/6/30 や 2022/8/26 などと記載している情報もありますが、廃止日は 2023/3/31 に延期されました。
- 現時点での予定では 2023/3/31 を過ぎると MSOL / Azure AD のライセンス割り当ての PowerShell コマンドは使用できなくなる見込みです。2023/4/1 以降も引き続き動作はする可能性はありますが、それ以降はいつ使えなくなってもおかしくない状況になる見込みです。
- 2022/11/1 以降に新しく作成するテナントでは、MSOL / Azure AD PowerShell コマンドによるライセンス割り当て関連のコマンドが、テナント作成時点から正常に動作しない見込みです。
2024年3月31日にライセンスの割り当てるコマンドレットが利用できなくなる見込みのようです。
MSOL / Azure AD PowerShell のライセンス割り当て関連「以外」のコマンドについて
ライセンス割り当てに関するコマンド以外(例: Connect-MsolService や Get-AzureADUser など)は、2023 年 6 月 30 日 に廃止となる予定です。(2022/10/3 更新)
- 廃止予定日までは、これまでと同様にコマンドを利用可能です。
- 廃止後は、動作の保証はされませんが、動作し続けるコマンド・動作しなくなるコマンドの双方がある見込みです。実際に動作しなくなる具体的なコマンドの情報などはありません。
また、その他のコマンドレットについては、2023年6月30日に廃止される予定です。
今回は、Microsoft Graph PowerShellをインストールする手順についてご紹介したいと思います。
Microsoft Graph PowerShellをインストールする手順
【コマンドレット】
Install-Module Microsoft.Graph
インストール後、以下の手順で、Microsoft Graph コマンドレットを利用することが可能となります。
- Windows PowerShellを右クリックして[管理者として実行] で起動します。
- 以下のコマンドレットを実行し、管理者ユーザーのID とパスワードを入力します。
【コマンドレット】
Connect-MgGraph -Scopes "Organization.Read.All","User.ReadWrite.All","Group.Read.All","GroupMember.Read.All"
- 以下のコマンドレットを実行し、モジュールをインポートします。
【コマンドレット】
Import-Module -Name Microsoft.Graph.Users