社畜の所業

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Microsoft365の機能について解説をしていきたいと思います。このブログの情報をご活用いただければ幸いです。たまに他の情報も取り入れていきたいと思います。

※このサイトはPR記事を含みます。

【Office365参考書】Streamの検索機能について

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今回は、Streamの検索機能についてご紹介していきたいと思います。

 

ご参考としていただけますと幸いです。

 

 

 

Microsoft Stream検索機能について 

Microsoft Stream の検索について、前方一致、後方一致、部分一致は利用できず、完全一致検索、記号やスペースで区切られた単語にて動画の検索が可能であることを確認してます。 

例として、[フォローアップ研修] を "フォロー" で検索を可能にする場合、タイトルを単語ごとにスペースで区切るか、ハッシュタグ (#) を設定することで可能です。 

  

【例1 : タイトルを単語で区切る場合】 

タイトル : フォロー アップ 研修 

上記のように、検索したい単語ごとに、スペースで区切りますと、以下の単語で検索が可能です。 

フォロー、アップ、研修 

  

【例2 : ハッシュタグを設定する場合】 

タイトル : フォローアップ研修 

ハッシュタグ : #フォロー #フォローアップ #フォローアップ研修 #研修 

上記のように、検索したいキーワードごとに、ハッシュタグを設定しますと、ハッシュタグで設定したキーワードによる検索が可能です。 

  

ハッシュタグの設定手順 

  1. ハッシュタグを設定するビデオを開きます。
  2. ビデオ画面下の […] > [ビデオの詳細を更新する] をクリックします。

[いいねアイコンの右横にあります。 

  1. [説明] 欄に、ハッシュタグを入力します。
  2. [適用] をクリックします。

  

docs.microsoft.com

  

なお、英語のタイトルの場合は、単語ごとに区切った場合やハッシュタグをつけた場合でも検索が可能とならない動作です。 

例 : this is not のタイトルの場合、is で検索してもヒットしません。また、#isとハッシュタグをつけても検索することができませんでした。 

  

  

 

 

トランスクリプト内の検索について  

トランスクリプトは画面右側に字幕の文字を時系列に表示するものです。 

日本語のトランスクリプトはスペース区切りの単語表記とならないため、一文すべてを入力しないと検出されない動作となることを確認しております。  

トランスクリプトを検索対象としたい場合は、スクリプトの文章をスペース区切りの形式に編集することで検索される動作となりますので、トランスクリプトの編集をおこなうことで可能です。  

 

<例>  

00:16 フォローアップ研修を開催します  

→ 単語単位では検出されない。検索キーワード "フォローアップ研修を開催します " で検出される  

  

上記を編集して、下記のようにスペースを挿入  

  

00:16 フォロー アップ 研修 を 開催します  

→ 検索キーワード "フォロー" や "研修"、"開催" で検出されるようになる。  

  

トランスクリプトの編集に関しましては下記公開情報をご参照ください。  

  

docs.microsoft.com

 

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【Office365参考書】Teamsにて「申し訳ございません。問題が発生しました」とエラーが発生した

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Teamsクライアントを利用していてアクセスした場合に以下のエラーが発生しました。

 

「申し訳ございません。問題が発生しました。うまくいかない場合は、サインアウトしてからログインし直してください。」

 

この場合は、クライアント、端末、ネットワーク起因の可能性がありますので、以下の内容をお試しください。

 

 

 

 

お試し内容 - 1 

Microsoft Teams デスクトップ クライアントのキャッシュ クリアと再インストールを実施いただき、事象が改善されるかご確認ください。 

  

Microsoft Teams デスクトップ クライアントのキャッシュ クリアと再インストール 

※ キャッシュクリアを実施しますとクライアントがアンインストールされるため、後述いたしますリンク先より最新のクライアントを再インストールしてください

  

  1. Microsoft Teams を終了します。(Ctrl + Alt + Delete キーを同時に押してタスクマネージャーを開き、Microsoft Teams を選択して [タスクの終了] をクリックします。)
  2. Windows キーを押下したまま、[R] キーを押下します。
  3. [ファイル名を指定して実行] のダイアログが表示されましたら、[名前] に "%AppData%\Microsoft" を入力し、[OK] をクリックします。
  4. [Teams] フォルダーを削除します。 

※ 削除できない場合は、Microsoft Teams や Outlook、Word、Excel などの Office アプリケーションが起動している可能性がありますので、起動中であればそれらをすべて終了します。 

  1. 同様に Windows キーを押下したまま、[R] キーを押下し、表示されたダイアログに "%LocalAppData%\Microsoft" と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [Teams] フォルダーを削除します。
  3. 端末を再起動します。
  4. 以下の URL にアクセスし、現在提供されている最新バージョンの Microsoft Teams をインストールします。

  

Title: Teams をダウンロード 

URL: https://teams.microsoft.com/download 

  

  

 

お試し内容 - 2 

ご利用のセキュリティソフトや、常駐アプリケーションの影響を受け、Microsoft Teams アプリが正常に動作しない事例を確認してます。 

事象が発生している端末にて、セキュリティソフトや、常駐アプリケーションがインストールされている場合には、それらを一時的に停止した状態 (無効化) にて、事象の改善が見られるかご確認ください。 

  

  

 

お試し内容 - 3 

OS をクリーン ブートで起動させることにより、OS 以外の、自動的に起動するアプリケーションや常駐するアプリケーションの影響を排除することが可能です。 

以下の Web ページをご参照いただき、クリーンブートした環境において、事象の改善が見られるかご確認ください。 

  

Title : Windows でクリーン ブートを実行する方法 

URL : https://support.microsoft.com/ja-jp/help/929135/ 

  

 

  

 

お試し内容 - 4 

エラーが表示されるユーザーにて、以下の操作で Teams に関する資格情報を削除し、事象が解消するかご確認ください。 

  

Microsoft Teams の資格情報の削除

  1. 起動中の Microsoft Teams クライアントを終了します。
  2. コントロールパネルを起動し、画面右上の [表示方法] を "大きいアイコン" にします。
  3. [資格情報マネージャー] > [Windows 資格情報] の順にクリックします。
  4. [汎用資格情報] 配下より、「msteams」 のキーワードから始まるすべての認証情報を削除します。

  

※ 必ず "前方が完全一致" する項目を削除してください。(誤った情報を削除しないようご注意ください) 

※ 「msteams」 のキーワードから始まる認証情報が存在しない場合は、本作業は不要です。 

  

  

 

 

お試し内容 - 5 

通信に影響する機器やサービスに対する設定が最新の状態で行われているか確認し、行われていない場合は再設定後に改善があるかご確認ください。 

  

support.office.com

 

 

※ [Exchange Online] および [Skype for Business Online および Microsoft Teams] [Microsoft 365 Common および Office Online] の項をご参照ください。 

※ プロキシサーバー、ファイアウォール、またはネットワーク接続を制限するセキュリティ ソフト等通信に影響するサービスへ設定をお願いいたします。 

  

ご利用中のサービスの [最適化 必須]、[許可 必須]、[既定値 必須] のカテゴリに記載されているIP アドレスの範囲 / URL の通信は、すべて通信を許可することが必要です。 

 

また、Microsoft Teams をご利用の場合は、サービスの特性上、Office 365 のその他のサービスと連携が必要なため、[SharePoint Online と OneDrive for Business]、その他お客様がご利用のサービスにつきましても、あわせて通信の許可設定をお願いいたします。 

※ すでに一度設定済の場合も、更新が必要となりますため、現在の情報と一致するかのご確認を必ずお願いいたします。 

 

 

 

 

【Office365参考書】Office365で利用するDNSレコード

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今回は、Office365で利用するDNSレコードについてご紹介したいと思います。

 

各種 DNS レコードの種類と役割について、以下に記載しますので、運用上、必要なものだけドメインレジストラーに登録してください。

※全て登録する必要はありません。

 

 

 

  

<Exchange Online> 

 MX レコード 

独自ドメインのメール アドレスでメールの受信を行うために設定します。 

既存のメールサービスをご利用中の場合、Office 365  MX レコードをドメインレジストラーへ追加し、既存の MX レコードよりも優先度を高く (数字を小さく設定することで、Office 365 でのみメールを受信するようになり、既存のメールサービスでメールが受信できなくなります。 

そのため、既存のメールサービスのご利用がない場合 または、既存のメールサービスを廃止し Office 365 へメールサービスを移行する場合のみご登録ください。 

  

CNAME レコード (autodiscover) 

エンド ユーザーが Outlook クライアントおよび ActiveSync を利用する場合、CNAME レコードを登録することで、プロファイルを構成する際に、サーバー情報を入力せずに、ユーザー名とパスワードの入力のみで、設定できるようになります。 

その他、Outlook クライアントの各機能をご利用いただく場合や携帯端末でのご利用にも必要なレコードとなります。 

  

TXT レコード (SPF) 

電子メール スプーフィングおよびフィッシングの防止に利用するためのレコードとなります。設定されない場合、送信相手のサーバー設定によってはメールが正しく配送されません。 

  

  

 

<Skype for Business Online> 

 

 CNAMEレコード (sip.ドメインもしくは SRVレコード (_sip._tls.ドメイン) 

Lync Online AutoDiscover および自動サインインを行うために設定します。 

※ 自動サインインは CNAME レコードの登録で代用されますが、プロキシ環境下等では SRV レコードの登録も必要になる場合がございます。 

  

 CNAMEレコード (lyncdiscover.ドメイン) 

スマートフォン Lync Mobile クライアントからのサインインを行うために設定します。 

  

 CNAMEレコード (autodiscover.ドメインもしくは SRVレコード (_autodiscover._tcp) 

Exchange Online との連携を行うために設定します。 

  

SRVレコード (_sipfederationtls._tcp.ドメイン) 

  1. Skypeユーザー との パブリックIM 接続 

 SRV レコードの登録があれば、Microsoft アカウント (旧称 Windows Live ID) でサインインしている Skype ユーザーとの 1  1  IM  1  1 の 音声通話が可能でございますが、SRV レコードの登録がない場合は、この機能につきましてはご利用いただけない状況となります。 

  1. Skype for Businessの 組織間のフェデレーション

 SRV レコードの登録があれば、外部テナントとのビデオ会議や IM のやり取りも可能でございますが、SRV レコードの登録がない場合は、この機能につきましてはご利用いただけない状況となります。 

  1. Outlook Web Appでのプレゼンス表示およびIM 

 SRV レコードの登録があれば、Outlook Web App でプレゼンス (在席状態の表示や 1  1  IM が可能でございますが、SRV レコードの登録がない場合は、この機能につきましてはご利用いただけない状況となります。 

  

  

<Mobile Device Management for Office 365> 

 

CNAME レコード (enterpriseregistrationenterpriseenrollment) 

独自ドメイン環境で、Office 365  MDM  Microsoft Intune を利用して、モバイル デバイス管理を行うために必要なCNAME レコードになります。 

モバイル デバイス管理をご利用されない場合には、本設定については設定いただかなくても問題ございません。 

  

 

 

support.office.com

 

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【Office365参考書】メールの送受信を禁止させたい場合は?

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ExchangeOnlineのライセンスは有効のままでメールの送受信を禁止したい場合は、トランスポートルールを利用することで可能です。

 

複数のユーザーを対象とする場合、対象のユーザーを配布グループのメンバーに登録していただき、配布グループのメンバーを条件をすることで、該当のメンバーのユーザーのみ送受信を禁止することができます。 

  

以下に手順をご紹介します。 

 

 

  

配布リストを作成する手順 

  1. 管理者権限を付与したユーザーにて、Office 365 ポータルサイト (https://portal.office.com) にサインインし、[管理者] アイコンをクリックします。
  2. Office 365 管理センターのプレビュー画面左側のメニューから [管理センター] > [Exchange] をクリックします。
  3. 左側メニューより [受信者] > [グループ] をクリックします。
  4. [▼] をクリックし、[配布リスト] をクリックします。
  5. [新しい配布リスト] 画面が表示されます。
  6. 別ウィンドウの [配布グループの新規作成] に必要情報を入力します。

  

  6-1. [* 表示名] に、任意のグループ名を入力します。 

  6-2. [* エイリアス] を、任意の文字列で入力します。(@ より左側の文字列を入力します) 

  6-3. エイリアスを入力することで、[* 電子メール アドレス] の @ 以前が自動で入りますが、任意の文字列に変更することができます。 

  6-4. [所有者] には、作成する管理者が既定となっていますが、任意でユーザーを変更/追加することができます。 

  6-5. 画面下部の [メンバー] の [+] をクリックし、メンバーに追加するユーザーを選択します。 

  

  1. [保存] をクリックします。

  

なお、トランスポートルールは、送信を禁止するルールと受信を禁止するルールを作成する必要がございます。 

  

送信を禁止するルールの作成手順について 

  1. Microsoft online ポータル (https://portal.office.com) へ管理者 ID でサインインします。
  2. [Office 365 管理センター] 左記メニューから [Exchange] をクリックし [Exchange 管理センター] へアクセスします。
  3. [Exchange 管理センター] 左記メニューから [メールフロー] [ルール] をクリックします。

  

<新規作成> 

  1. [+] をクリックし、プルダウンメニューより [新しいルールを作成する...] をクリックします。

  4-1. [名前] を指定します。 

    ※ 名前 : 作成するルールの名称 

  4-2. [その他のオプション] をクリックします。 

   

<条件> [*このルールを適用する条件...] 

  4-3. [送信者...] > [このグループのメンバーである] にて、作成した配布グループを登録します。 

  

<動作> [*実行する処理] 

  4-4.  [メッセージをブロックする...] にて以下から選択します。 

  

・メッセージを拒否してその説明を含める : メールを拒否して送信者にメッセージを返します 

・だれにも通知せずにメッセージを削除する : メールを拒否します 

※次の拡張状態コードのメッセージを拒否するは Exchange Online では状態コードを指定することができません。 

   

  1. [保存] をクリックします。

  

  

 

 

受信を禁止するルールの作成手順について 

  1. Microsoft online ポータル (https://portal.office.com) へ管理者 ID でサインインします。
  2. [Office 365 管理センター] 左記メニューから [Exchange] をクリックし [Exchange 管理センター] へアクセスします。
  3. [Exchange 管理センター] 左記メニューから [メールフロー] [ルール] をクリックします。

  

<新規作成> 

  1. [+] をクリックし、プルダウンメニューより [新しいルールを作成する...] をクリックします。

  4-1. [名前] を指定します。 

    ※ 名前 : 作成するルールの名称 

  4-2. [その他のオプション] をクリックします。 

   

<条件> [*このルールを適用する条件...] 

  4-3. [この受信者...] > [このグループのメンバーである] にて、作成した配布グループを登録します。 

  

<動作> [*実行する処理] 

  4-4.  [メッセージをブロックする...] にて以下から選択します。 

  

・メッセージを拒否してその説明を含める : メールを拒否して送信者にメッセージを返します 

・だれにも通知せずにメッセージを削除する : メールを拒否します 

※次の拡張状態コードのメッセージを拒否するは Exchange Online では状態コードを指定することができません。 

   

  1. [保存] をクリックします。

 

また、全ユーザーのメールの送受信を禁止したい場合は、ひとつのルールで対応が可能です。

  

 

 

全ユーザーの送受信を禁止するルール 

  1. Microsoft onlineポータル(https://portal.office.comへ管理者 ID でサインインします。 
  2. [Office 365管理センター]左記メニューから [Exchange] をクリックし [Exchange 管理センターへアクセスします。 
  3. [Exchange管理センター]左記メニューから [メールフロー] [ルールをクリックします。 

  

<新規作成> 

  1. [+]をクリックし、プルダウンメニューより[新しいルールを作成する...] をクリックします。 

  4-1. [名前を指定します。 

    ※ 名前 : 作成するルールの名称 

  4-2. [その他のオプションをクリックします。 

   

<条件> [*このルールを適用する条件...] 

  4-3. [すべてのメッセージに適用を登録します。 

  

<動作> [*実行する処理] 

  4-4.  [メッセージをブロックする...] にて以下から選択します。 

  

・メッセージを拒否してその説明を含める : メールを拒否して送信者にメッセージを返します 

・だれにも通知せずにメッセージを削除する : メールを拒否します 

※次の拡張状態コードのメッセージを拒否するは Exchange Online では状態コードを指定することができません。 

   

  1. [保存]をクリックします。

  

 

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【Office365参考書】ExchangeOnlineで特定のIPアドレスからのみアクセス可能にするには?クライアントアクセスルールとは?

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Exchange Online へのアクセス (Outlookなど)を会社からのみアクセス可能にしたい場合など、クライアントアクセスルールを利用することで、特定のドメインや特定の IP アドレスからのみアクセスを許可することで実現可能です。  

   

しかしながら、PC 端末のみ対象であり、モバイル端末からのアクセスについては制御ができないことをご承知おきください。

   

以下に該当と設定例をご案内いたしますので、ご参考としていただければ幸いです。  

  

  

クライアント アクセスルールの概要につきまして 

Exchange Online への接続に関して IP アドレス単位、ドメイン単位、ユーザー単位などで制御する機能となります。 

  

クライアント アクセスルールでは、[**** を許可 (または拒否)する] というルールの作成、および、例外条件のパラメーターが指定可能です。 

例えば、特定の IP アドレスの接続を許可または拒否する条件を設定する場合、[AnyOfClientIPAddressesOrRanges] パラメーター、または特定の IP アドレスを例外として設定する場合は ExceptAnyOfClientIPAddressesOrRanges が該当パラメーターを使用します。 

  

上記の条件につきましては、1 つのルール内に複数指定可能でございますが、複数の条件を含めた際、そのいずれかに合致した場合、接続を許可する設定となります。(OR条件) 

  

また、"特定の IP アドレス" に加えて "特定のユーザー" を条件としたい場合など、[AND] で条件を指定する場合は、複数のルールの作成が必要です。

※クライアントアクセスルールに関するコマンドレットは、Exchange Online が含まれるすべてのプランで利用できます。 

  

制御可能なクライアントの情報 

・ PC 端末のブラウザーからのアクセス : クライアント アクセス ルール 

・ PC 端末の Outlook クライアント アプリからのアクセス : クライアント アクセスルール(MAPIの場合はアクセス不可) 

・ PC 端末の 標準メールアプリからのアクセス : 動作しません。(POP,IMAPによる受信は制御可能) 

Thunderbirdも同様にPOP,IMAPの受信の制御可能 

・ モバイル端末のブラウザーからのアクセス : 現状機能の実装に至っておりません (モバイル端末の IP アドレスの固定ができればクライアントアクセスルールで実現できる可能性あり) 

・ モバイル端末の標準メールアプリからのアクセス (POP / IMAP) : 現状機能の実装に至っておりません 

・ モバイル端末の標準メールアプリからのアクセス (ActiveSync 接続) : Exchange ActiveSync アクセスの設定にて検疫 

・ モバイル端末の Outlook for iOS and Android からのアクセス : デバイス アクセス ルールにて検疫 

  

 

  

留意点  

  • クライアント アクセスルールで、誤ってすべてのユーザーが Exchange Online へのアクセスを制限するルールを作成してしまいますと、管理者におきましてもルールを削除、変更することができなくなります。左記の動作を防止するために、管理者が Windows PowerShell を Exchange Online へ接続することを許可するルールを作成しておきます。

  

  • 最初のルールが作成されてから、本機能が有効になるまで、最大 24 時間を要する可能性があります。また、事例ベースでは設定の反映までにさらに 1 日から 2 日程度要する事例を確認してます。 

  

  • 二つめのルールが作成されてから有効になるまでに、1 時間ほどの時間を要します。 

  

  • ルールを削除した場合、本機能は無効化されますが、即時反映はされませんのでご留意ください。 

  

  • ClientAccessRule は、最大 20 のルールの登録までとなります。 

  

  

事前準備 

事前に以下の記事を参照し PowerShell を Exchange Online に接続します。 

  

 

it-bibouroku.hateblo.jp

 

  

クライアントルールの設定例 

クライアント アクセスルールを作成する前に、管理者が設定を変更できなくなる可能性を防止するために、 Windows PowerShell を Exchange Online へ接続することを許可するルールを作成します。 

  

[構文] 

New-ClientAccessRule -Name <ルール名> -Action <Allow または Deny> -AnyOfProtocols <許可するプロトコル> -Priority <ルールの優先順位> 

  

[実行例] 

New-ClientAccessRule -Name AllowRemotePS -Action Allow -AnyOfProtocols RemotePowerShell -Priority 1 

  

※ 実行後に Yes、No が表示される場合は Y キーを押下してから Enter キーを押下してください。 

  

クライアント アクセスルールにおきましては、[Priority] パラメーターにて優先度を設定することが可能です。 

上記実行例では、プロトコル "RemotePowerShell" の利用を許可するルール "AllowRemotePS" を優先順位 1 番で作成しております。 

  

   

クライアント アクセスルールの各種コマンドレットについて  

  

 

 

1. クライアント アクセスルールの作成について 

クライアント アクセスルールは、[New-ClientAccessRule] コマンドレットで作成します。 

コマンドレットには [Name] パラメーターでルール名を指定し、[Action] パラメーターで Exchange Online への接続を許可するのか否かを指定します。 

[Action] パラメーターの値は "Allow" または "Deny" です。"Allow" が許可、"Deny" が拒否となります。 

  

下記は、[Action] にて、アクセスを拒否し、[ExceptAnyOfClientIPAddressesOrRanges] パラメーターにて、拒否の対象外とする IP アドレスを指定しています。 

  

利用可能なパラメーターにつきましては、以下の公開情報をご参照ください。 

  

 

technet.microsoft.com

  

[構文] 

New-ClientAccessRule -Name "作成するルールの名前" -Action Deny -ExceptAnyOfClientIPAddressesOrRanges "IP アドレスの指定" -Priority 2 

  

[実行例] 

New-ClientAccessRule -Name IP -Action Deny -ExceptAnyOfClientIPAddressesOrRanges "192.168.1.1-192.168.1.254" -Priority 2 

  

※ 上記実行例では、IP アドレスレンジ "192.168.1.1-192.168.1.254" 以外からの通信をブロックするルール "IP" を作成しています。範囲が複数存在する場合につきましては、"," (カンマ) で区切って指定ください。 

  

  

 

 

2. クライアント アクセスルールの確認について 

ルールが作成されているかを確認する場合は、以下のコマンドレットを実行することで確認可能です。 

  

[構文] 

Get-ClientAccessRule 

  

[実行結果例] 

Name Priority Enabled DatacenterAdminsOnly 

---- -------- ------- -------------------- 

Test 1        True    False 

  

[実行例] ※ルールの詳細情報を確認する場合 

Get-ClientAccessRule -Identity "作成したルール名" | fl 

  

  

 

 

3. クライアント アクセスルールの編集について 

作成済みのルールを編集する場合は、[Set-ClientAccessRule] コマンドレットを指定します。 

また、編集対象のルールを [Identity] パラメーターで指定し、あわせて編集対象のパラメーターや値を指定します。 

  

[実行例] 

Set-ClientAccessRule -Identity Test -Priority 4 

  

※ 上記実行例では、ルール "Test" の優先順位を 4 に変更しています。 

  

利用可能なパラメーターにつきましては、以下の公開情報をご参照ください。 

  

docs.microsoft.com

  

4. クライアント アクセスルールの削除の概要について 

作成済みのルールを削除する場合は、[Remove-ClientAccessRule] コマンドレットを指定します。 

また、削除対象のルールを [Identity] パラメーターで指定します。 

  

[実行例] 

Remove-ClientAccessRule -Identity Test 

  

※ 上記実行例では、ルール "Test" を削除しています。 

  

 

technet.microsoft.com

 

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