社畜の所業

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Microsoft365の機能について解説をしていきたいと思います。このブログの情報をご活用いただければ幸いです。たまに他の情報も取り入れていきたいと思います。

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【Microsoft365参考書】メッセージ追跡を解説

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メッセージ追跡

 

 

Exchange Online のメールボックスOutlookOutlook on the web (WebのOutlook)で利用しており、送信や受信ができない場合、まずは、送信元に返される配信不能通知(NDR)のエラー内容から判断します。 

 

 

 

送信者にNDRが返されない場合や送信者にエラーが返されているか確認ができない場合、管理者にて、メッセージ追跡の機能を使えば、ログからエラー内容であったり、正常にメールが配信されているか確認することができます。 

 

また、メールを送信、受信したはずなのに、ログにメールの記録がない場合があります。 

 

その場合、受信のシナリオだと、Exchange Onlineにメールに到達していないことを示しております。 

要するに、Exchange Onlineに接続ができてない状態なので、Exchange Onlineに起因した問題よりも、送信側やExchange Onlineに到達するまでの間に問題が発生した可能性が高いです。 

 

 

 

送信のシナリオでは、Outlook on the webでは、Exchange Onlineから直接送信しているイメージなので、ほとんどログが記録されないということはありませんが、Outlookの場合は、クライアントからExchange Onlineに接続をして送信をしていますので、うまくExchange Onlineに接続できなかった場合などはログが記録されません。 

だいたい、Outlook側の問題で片付くことが多いです。 

 

ちなみに、画面上で確認できるのは、10日前までです。(要約レポート) 

11日前から90日前までの情報は、増補要約レポートや包括的レポートでCSVファイルに出力する必要があります。 

 

 

 

配信状態については、状態という欄に記録されているステータスから確認することができます。 

以下に紹介していきたいと思います。 

 

状態について

  • Delivered:メッセージが配信に成功したことを示します。 
  • Failed:メッセージの配信が失敗したことを示します。 
  • Pending : メッセージが保留中の状態を示します。 
  • Expanded:配布グループへ配信され展開したことを示します。 
  • Quarantined:検疫に配信されたことを示します。 
  • Resolved:転送元にて転送されたことを示します。 
  • FilteredAsSpam : 迷惑メールフォルダに受信したことを示します。 

 

手順は以下のとおりです。 

例として要約レポートの内容です。 

 

[メッセージの追跡] の手順 (要約レポート) 

  1. 管理者権限をもつユーザーにて、Microsoft 365 ポータルサイトにサインインします。
  2. 画面左側の [管理センター] の項目から [Exchange] をクリックし、Exchange管理センターを開きます。
  3. 画面左側のメニューから [メールフロー] > [メッセージ追跡] をクリックします。
  4. 上部の [+追跡の開始] をクリックします。
  5. [時間の範囲] 項目を対象のメールを送受信した日時を含むようにあわせます。(10日以内で指定してください)
  6. ご希望の検索条件を指定します。

※[メッセージID] [送信元が次のユーザー] [送信先が次のユーザー] など指定することができます。 

  1. [レポートの種類を選択してください] の項目は、[要約レポート] を選択します。
  2. [検索] をクリックします。
  3. 新しいウインドウが立ち上がり、検索結果が表示されます。

※ クリックすると詳細な情報が表示されます。 

CSV ファイルにエクスポートする場合は、[結果のエクスポート] > [すべての結果のエクスポート] をクリックします。 

 

support.office.com

 

以上、メッセージ追跡のご紹介でした。 

送信や受信ができない場合にログからトラブルシューティングをしてみましょう!