Powershellでスクリプトなどを利用して多数のユーザーを対象に変更作業を実行する場合、途中でセッションが切断されて実行できないケースがあります。
その場合、Connect-ExchangeOnline にて、Exchange Online に接続する際に PSSession の IdleTimeout の値を伸ばすことで Powershell にて、セッションが切断される事象を回避できる可能性があります。
IdleTimeoutを変更しExchangeOnlineに接続する方法
$Options = New-PSSessionOption -IdleTimeOut 3600000
Connect-ExchangeOnline -PSSessionOption $Options
IdleTimeOut は既定で 900000 ミリ秒(15 分) です。
切断されたセッションは、コマンドレットを使用 Remove-PSSession して削除するか、タイムアウトするまでリモート コンピューター上で維持されます。PSSession の IdleTimeout プロパティは、切断されたセッションが削除されるまでの期間を決定します。
ハートビート スレッドが応答を受け取らないと、PSSession はアイドル状態になります。 セッションを切断すると、切断されたセッションでコマンドがまだ実行されている場合でも、セッションがアイドル状態になり、 IdleTimeout クロックが開始されます。 PowerShell では、切断されたセッションはアクティブですが、アイドル状態であると見なされます。
アイドル状態 : 何の処理も行っておらず、すぐにでも使用できる状態を維持していること