メッセージ追跡は、メールの配信状況を確認する機能ですが、画面上から件名を条件として取得することができません。
ただし、Powershellにて、Get-MessageTrace のコマンドレットを利用することで件名を条件として取得することができます。
構文としては以下のように指定しますのでご参考としてくださいね。
例では、件名にFWが含む場合としてますが、任意の件名に変更して実行してください。
以下の記事を参考にExchangeOnlineに接続してから実行してください。
件名がFWで始まるメールを抽出
Get-MessageTrace | Where {$_.Subject -like "FW*"}
※[*]を後ろにつけます
<実行例>
Get-MessageTrace -PageSize 5000 -StartDate "2024/9/1" -EndDate "2024/9/9" -Page 1 | Where {$_.Subject -like "FW*"} | Export-Csv -Encoding UTF8 -NoTypeInformation "C:\temp\MessageTrace1.csv" -Append
件名がFWで終わるメールを抽出
Get-MessageTrace | Where {$_.Subject -like "*FW"}
※[*]を前につけます
<実行例>
Get-MessageTrace -PageSize 5000 -StartDate "2024/9/1" -EndDate "2024/9/9" -Page 1 | Where {$_.Subject -like "*FW"} | Export-Csv -Encoding UTF8 -NoTypeInformation "C:\temp\MessageTrace1.csv" -Append
件名にFWが含むメールを抽出
Get-MessageTrace | Where {$_.Subject -like "*FW*"}
※[*]を前後につけます
<実行例>
Get-MessageTrace -PageSize 5000 -StartDate "2024/9/1" -EndDate "2024/9/9" -Page 1 | Where {$_.Subject -like "*FW*"} | Export-Csv -Encoding UTF8 -NoTypeInformation "C:\temp\MessageTrace1.csv" -Append
補足ですが、Powershellを利用することでいろいろな応用ができます。
例として、指定した受信者以外のログを検索する場合をご紹介します。
指定した受信者以外の情報を検索
Get-MessageTrace | Where {$_.recipientAddress -notlike "メールアドレス"}
