今回は、アカウントの作成やExchangeOnlineのライセンスを付与してもなかなかメールボックスが作成されないシナリオについてご紹介したいと思います。
まず、メールボックスの作成については、通常であればものの数分で作成されることがほとんどですが、最大で24時間かかる場合があります。
そのため、24時間までは想定内ですので、まずは24時間待ってみましょう。
24時間以上かかっても作成されない場合は、何か問題が出ている可能性があります。
なお、以下の方法でメールボックスが作成される可能性があるので、お試しください。
1.ExchangeOnlineのライセンスの再付与
一度、ExchangeOnlineのライセンス外して保存をし、再度、ライセンスを付与してみましょう。
それから、24時間以内にメールボックスが作成されるか様子をみてください。
2.アカウントの再作成
新規作成されたアカウントであれば、ExchangeOnline以外のサービスをまだ利用していない状態だと思いますので、アカウントを削除し再作成してみましょう。
なお、今までExchangeOnline以外のサービスを利用しているアカウントで、ExchangeOnlineのライセンスを付与したがメールボックスが作成されない場合は、アカウントを削除すると他のサービスに影響がありますので注意してください。
メールボックスが作成されたか判断するには?
実際にメールボックスが作成されたか判断するには、Outlook on the webにアクセスできれば作成が完了していると判断ができます。
管理者で判断するには、Exchange管理センターの[メールボックス]の項目にそのメールボックスが表示されていれば、ExchageOnlineに存在していることを示してますので、メールボックスが作成されていると判断できます。
また、PoweshellでGet-Mailboxでそのメールボックスを指定し実行して、エラーが表示されずに情報が出力されればメールボックスが作成されていると判断できます。
<構文>
Get-Mailbox -Identity <メールアドレス>