Microsoft365に登録したドメインを削除する際に、そのドメインをアドレスして利用しているユーザーがいる場合、削除することができない動作です。
削除するためには、そのユーザーのアドレスを削除する必要があります。
今回は、Azure AD 管理センターから ForceDelete オプションを利用し、ドメインを削除することで紐づいたユーザーのアドレスのドメインを変更し削除することが可能であることを確認しましたのでご紹介したいと思います。
削除したドメインを利用していたアドレスのドメインが初期の既定ドメインである onmicrosoft.com に変更されます。
なお、ドメインを削除する場合、既定のドメインとして指定している場合は削除できないので、あらかじめ既定のドメインを削除するドメイン以外に変更しておいてください。
また、次の場合はエラーが返されます。
- アドレスを変更するオブジェクトの数が 1,000 を超える
- アドレスを変更するアプリケーションの 1 つが、マルチテナント アプリである
AzureAD 管理センターにて、ForceDelete オプションを利用しドメインを削除する
- 管理者にて、[管理センター] > [Azure Active Directory] にて、AzureAD 管理センターへアクセスします。
- 左ペインの [Azure Active Directory] をクリック
- 表示された画面左メニューの [カスタムドメイン名] をクリックします。
- 対象の削除する独自ドメインをクリックします。
※ [このドメインを参照している * 個のリソース] をクリックすることで紐づいているユーザーを確認することができます。
- 上部の [削除] をクリックします。
※ 既定のドメインの場合は削除できないため、[削除] ボタンがグレーアウトしている場合は、onmicrosoft.com のドメインをクリックし、[プライマリにする] をクリックしてください。
※ 削除が完了するまでお時間がかかる場合があります。