今回は共有メールボックスのメールアドレスのドメインを一括で変更する手順についてご紹介したいと思います。
なお、今回の手順でメールアドレスを変更した場合は、元のアドレスはセカンダリアドレスとして登録されますので、そのまま受信することが可能です。
変更を行う共有メールボックス情報を記載したCSV ファイルを作成します。
CSV ファイルの構文
1 行目 : PrimarySmtpAddress,NewAddress
2 行目 : <設定を行う共有メールボックスのアドレス>,<ドメイン変更後のアドレス>
※ 1 行目は固定で、設定を行う情報を 2 行目以降に記載します。
CSV ファイルの作成例
PrimaryAddress,NewAddress
Mailbox01@contoso.onmicrosoft.com,Mailbox01@contoso.com
Mailbox02@contoso.onmicrosoft.com,Mailbox02@contoso.com
CSV ファイルを作成する際には、文字化けが発生する可能性がありますので UTF-8 形式で保存してください。
UTF-8 での保存の手順
- CSV ファイルを右クリックし、[プログラムから開く] - [メモ帳] の順にクリックします
- 開いたメモ帳で[ファイル] - [名前を付けて保存] の順にクリックします。
- ファイルの種類で「すべてのファイル」を選択します。
- 文字コードで「UTF-8」を選択します。
- [保存] をクリックします。
プライマリメールアドレスを一括で変更します。
以下のサイトを参考にExchangeOnlineに接続してから実行してください。
[構文]
Import-CSV "<保存した CSV ファイルパス>" | Foreach {Set-Mailbox -Identity $_.PrimaryAddress -WindowsEmailAddress $_.NewAddress}
[実行例]
Import-CSV "C:\Temp\Set-AddressesList.csv" | Foreach {Set-Mailbox -Identity $_.PrimaryAddress -WindowsEmailAddress $_.NewAddress}