Powershell のExchangeOnlineモジュールを Install-Module でインストールする場合、接続するためのエンドポイントや接続方法など考慮すべきポイントがあり、インストールに失敗してしまうケースがあります。
その場合、 モジュールのダウンロードを手動で行い、インストールする方法がありますので、 セキュリティ上、接続許可を変更できない場合や設定変更を行ってもエラーとなる場合にお試しください。
手動でPowershellのモジュールをインストールする場合
- 対象の端末にて以下サイト へアクセスします。
- Installation Options欄の"Manual Download"をクリックします。
- [Download the rawnupkgfile] をクリックして nupkg パッケージをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルの拡張子を.nupkg から .zip に変更し、プロパティを開きます。
- セキュリティ項目の[許可する] にチェックを入れ [OK] をクリックしたのち、zipファイルを展開します。
※右クリックし、[すべて展開] にて展開が可能です。
- 展開後のフォルダー名からバージョン情報を削除し、フォルダー名をexchangeonlinemanagement とします
フォルダー名とモジュール名を一致させる必要があるため、バージョン情報以外のフォルダー名は変更しないようにご注意ください。
例:exchangeonlinemanagement.3.0.0の場合、exchangeonlinemanagementとします。
- 展開したフォルダーを"C:\Program Files\WindowsPowerShell\Modules" フォルダー配下に配置します。
- 管理者としてPowerShell を起動し、以下のコマンドを入力、[Enter] キーを押下してコマンドを実行します。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
- 警告メッセージが表示されますので、[Y] と入力して [Enter] キーを押下します。
- 以下コマンドレットを実行しEXO V3 モジュールをインポートします。
Import-Module ExchangeOnlineManagement
これにてインストールと読み込み作業は完了ですので、Connect-ExchangeOnline にて、Exchange Online に接続が可能であるかご確認ください。