TeamsでOffice365のアカウントを持っていない社外のユーザーとWeb会議を行う場合、"匿名参加" 機能を利用することで可能です。
詳細を以下にご紹介していきたいと思います。
■ 匿名参加
匿名参加は "Teams 会議" への組織外のユーザーの参加方法の一つで、Office 365 への認証を必要とせずに一時的に会議に招待する機能です。
本機能は、招待を実施するテナント側にて以下の設定が必要です。
設定手順
- 管理者アカウントにてMicrosoft Teams 管理センター (https://admin.teams.microsoft.com/) にサインインします。
- [会議] - [会議設定]をクリックします。
- [匿名ユーザーが会議に参加できます]をオンにします。
- [保存]をクリックします。
※ テナント単位での設定のみとなります。
◇ 会議の作成から参加手順について
<会議作成時の匿名参加手順>
- Microsoft Teamsクライアントの[予定表] から [+新しい会議] をクリックし [ユーザーを招待] の入力欄に招待したい相手のメール アドレスを入力します。
- 入力後、直下に"****@*****.com を会議に招待" と表示されるためクリックし出席者として確定します。(複数名いる場合にはその分同じ操作をします。)
- 追加後、会議のスケジュールを設定することで、該当ユーザーにメールが送信されるため、各ユーザーはメールから参加していただきます。
<会議作成後の匿名参加手順>
会議の開催中に招待する場合には "参加者の一覧" の [他のユーザーを招待...] の入力欄の右にある [参加情報をコピー] ボタンで取得した情報をメール本文に張り付けることで自動的にリンクとなります。
該当のメールを招待されたいメールアドレス宛に送信することでも同様に招待することが可能です。
<参加者側の手順>
- 招待メールから会議へのリンクをクリックします。
- ブラウザーにより表示が異なりますが、デスクトップアプリがインストールされている場合やブラウザーでそのままアクセスする場合の選択肢が表示されますので環境に併せてご選択ください。
- Office 365ユーザーのアカウント等でサインインしていない場合には匿名扱いとなるため、名前を入力し参加します。
◇ 匿名参加の留意点
Teams 会議の匿名ユーザーは、音声、ビデオのみ利用できます。
匿名ユーザーにて、チームへの参加やファイルの共有は行えません。
<匿名ユーザーが利用できない機能>
・ファイル共有機能
・PowerPoint 共有
・レコーディング機能
・会議のメモ
・ユーザーを参加させる
なお、各ブラウザーによっても機能差異があります。
匿名参加機能の制限事項に加えて、以下の制限事項が別途あります。
<ブラウザーで会議に参加する際の制限事項>
◆ Microsoft Edge、RS2 以降
・画面共有の開始以外、完全にサポートされます。
◆ Microsoft Edge (Chrome ベース) / Google Chrome 最新バージョンと、その前の 2 バージョン
・すべての機能が利用可能です
※ 最新バージョンではない場合、画面共有が開始できない場合があります。
◆ Internet Explorer 11 / Mozilla Firefox 最新バージョンと、その前の 2 バージョン / Safari 11.1+ (プレビュー版)
・電話会議が含まれる Teams 会議へのみ参加可能です。
・1 対 1 の音声およびビデオ通話を利用することはできません。
・会議の画面共有は受信のみ可能です。
※ 現時点において Internet Explorer と Mozilla Firefox と Safari につきましては、ビデオ機能をサポートしていません。