今回は、保持ラベルや秘密度ラベルの適用されているアイテムを管理者で確認する方法についてご紹介したいと思います。
結論としては、[コンテンツエクスプローラー] の機能を利用することで可能です。
なお、保持ラベルと秘密度ラベルだけではなく、機密情報の種類、トレーニング可能な分類子が適用されているアイテムも確認することができます。
また、ExchangeOnline だけではなく、SharePoint や OneDrive についても適用されているアイテムを確認できます。
アイテムを閲覧するには?
[コンテンツエクスプローラー] でアイテムを閲覧するには、グローバル管理者に対して、以下の 2 つの役割グループの権限を付与する必要があります。
両方の役割グループの権限を付与しないと閲覧できないことを確認しています。
"Content Explorer List viewer" を付与する手順
1. グローバル管理者にて、Microsoft 365 ポータルへサインインします。
2. Microsoft365 管理センターを開き、画面左ペインの [管理センター] - [コンプライアンス] をクリックします。
3. Microsoft Purview (Microsoft 365 コンプライアンス) にて、左メニューの [設定] をクリックし、表示された左メニューの [役割とスコープ] > [役割グループ] をクリックします。
4. 一覧から "Content Explorer List viewer" をクリックします。
5. 右ペインに表示された画面の [編集] をクリックします。
6. 上部の [ユーザーの選択] をクリックします。
7. "ユーザーの選択" 画面にて、権限を付与するユーザーを検索し、チェックを入れ、[選択] をクリックします。
8. 一覧に対象ユーザーが追加されたら、[次へ] をクリックします。
9. [保存] をクリックします。
10. [完了] をクリックします。
"Content Explorer Content viewer" を付与する手順
1. グローバル管理者にて、Microsoft 365 ポータルへサインインします。
2. Microsoft365 管理センターを開き、画面左ペインの [管理センター] - [コンプライアンス] をクリックします。
3. Microsoft Purview (Microsoft 365 コンプライアンス) にて、左メニューの [設定] をクリックし、表示された左メニューの [役割とスコープ] > [役割グループ] をクリックします。
4. 一覧から "Content Explorer Content viewer" をクリックします。
5. 右ペインに表示された画面の [編集] をクリックします。
6. 上部の [ユーザーの選択] をクリックします。
7. "ユーザーの選択" 画面にて、権限を付与するユーザーを検索し、チェックを入れ、[選択] をクリックします。
8. 一覧に対象ユーザーが追加されたら、[次へ] をクリックします。
9. [保存] をクリックします。
10. [完了] をクリックします。
コンテンツエクスプローラーの利用手順
1. グローバル管理者にて、Microsoft 365 ポータルへサインインします。
2. Microsoft365 管理センターを開き、画面左ペインの [管理センター] - [コンプライアンス] をクリックします。
3. Microsoft Purview (Microsoft 365 コンプライアンス) にて、左メニューの [データライフサイクル管理] をクリックします。
4. 表示された左メニューの [エクスプローラー] > [コンテンツエクスプローラー] をクリックします。
5. 左メニューをスクロールし、"Retention labels!" の項目にて、適用されている保持ラベルを確認することができます。
6. 任意の保持ラベルをクリックすることで右画面にどのサービスに何個の保持ラベルが適用されているか確認することができます。
7. 保持ラベルが適用されているサービスをダブルクリックすることで、どのユーザーに保持ラベルが適用されているかやアイテムを閲覧することができます。
確認できる項目
Sensitive info types (機密情報の種類)
Sensitivity labels (秘密度ラベル)
Retention labels (保持ラベル)
Trainable Classifiers (トレーニング可能な分類子)