社畜の所業

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Microsoft365の機能について解説をしていきたいと思います。このブログの情報をご活用いただければ幸いです。たまに他の情報も取り入れていきたいと思います。

※このサイトはPR記事を含みます。

【Office365参考書】Remote Work Starter PlanでOutlookの利用はできるのか?

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Remote Work Starter Planについては、MAPI 接続ならびに、IMAP 接続は行えないプランです。 

厳密にいうと、Exchange Online kioskが含まれているため、kioskではMAPI接続やIMAP接続ができません。

 

そのため、メールを利用する場合は、POP 接続もしくは Outlook on the web にて利用するしかありません。

Outlook クライアントへ POP 接続する際の手順と設定値を以下にご紹介します。

  

 

新規プロファイルに POP アカウントを設定する方法 

  

  1. Windows画面の一番左下、[スタート]ボタンをクリックして [コントロール パネルをクリックします。  
  2. 表示方法を[大きいアイコンに変更し、[メールをダブルクリックして開きます。  

Outlook2016  [Mail (Microsoft Outlook 2016)] となります。 

  

  1. [メール設定]ダイアログ ボックスが表示されますので、[プロファイルの表示]をクリックします。  
  2. [追加]をクリックし、[プロファイル名]ボックスに、半角英数字で任意のプロファイル名を入力し、[OK] をクリックします。 
  3. [アカウントの追加]ウィザードが表示されますので、"自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)" を選択し、[次へをクリックします。 
  4. アカウント タイプの選択画面で"POP または IMAPを選択し、[次へをクリックします。 
  5. サーバー情報の入力画面が表示されますので、以下の情報を入力します。

   ・名前 : 任意の差出人名 

   ・電子メール アドレス : Microsoft 365 のアドレス 

   ・アカウントの種類 : POP を選択 

   ・受信メール サーバー : outlook.office365.com 

   ・送信メール サーバー : smtp.office365.com 

   ・アカウント名 : Microsoft 365 のアドレス 

   ・パスワード : アカウントのパスワード 

  

  1. 画面右下の[詳細設定をクリックします。 
  2. [インターネット電子メール設定]画面の[送信サーバータブを開き、"送信サーバー (SMTPは認証が必要にチェックを入れ、"受信メール サーバーと同じ設定を使用するを選択します。 
  3. [詳細設定]タブを開き、以下のように設定して[OK] をクリックします。 

   ・受信サーバー : 995  

   ・このサーバーでは暗号化された接続 (SSL/TLSが必要 : チェック オン 

   ・送信サーバー : 587 

   ・使用する暗号化接続の種類 : STARTTLS 

  

  1. サーバー情報の入力画面に戻りますので、"[次へ]をクリックします。 
  2. アカウント設定のテストが行われますので、[閉じる] - [完了]をクリックします。 
  3. [メール]画面に戻りますので、"使用するプロファイルを選択する"を選択し、[適用] - [OK] をクリックします。 
  4. Outlookを起動し、[プロファイルの選択]画面から 4. で設定したプロファイル名を選択して [OK] をクリックします。 

  

POP接続した際の注意点 

・受信トレイに受信したメールのみ同期される 

Outlook on the webのオプションの設定が反映されない (迷惑メールの受信拒否リスト、受信トレイのルールなど) 

・連絡先 (グローバルアドレス帳) が反映されない。 

・予定表が同期されない。 

・フルアクセス許可やメールボックス所有者として送信する権限が反映されない。 

 

  

 

support.microsoft.com

 

 

www.microsoft.com

 

 

【Office365障害】A high-severity alert has been triggered 承認済みドメインが期限切れであるアラートが配信される

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現在、A high-severity alert has been triggered のアラートで承認済みドメインの期限が切れるとの内容のアラートメールが配信されるという障害が発生しております。

※現在、復旧しました。

 

非常に影響度の大きい内容のように見えますが、誤配信されているものですので、全く気にしなくても大丈夫です。

 

突然、こんな内容のアラートが配信されたら驚きますが、マイクロソフトからのスパムメールみたいなものですね。

管理センターにも表示されているようですので、通知の内容をご紹介いたします。


<Microsoft 365 管理センターの通知の表記

サービス上の問題の可能性がある 

DNS レコードの一部分が正しく設定されていないため、組織での Microsoft サービスの使用に影響してる可能性があります。[DNS レコードに移動して、Errorを確認し、レコードを修正してください 

 

<Exchange 管理センターの通知の表記

まもなくドメインの有効期限が切れます 

メールサービスの問題を回避するには、以下の期限切れのドメインを選択してアクションを実行します 

 

<アラート メールの本文

Some of your accepted domain(s) are about to expire. Expired domains can affect mail flow in your organization. In order to avoid any disruption, please renew the domain(s) with your domain registrar before it's expiry. If you have already renewed the domain(s) recently, please ignore this alert. 

 

Microsoft365管理センターのサービス正常性で、MO250594 のアドバイザリとして掲載されていますので、進捗状況などはそちらからも確認できます。

 

和訳したものは以下の通りです。

 

 

タイトル:一部の管理者は、Exchange管理センターに「ドメインの有効期限が近づいています」というメッセージが表示される場合があります 
 
 

ユーザーへの影響:管理者は、Exchange管理センターに「ドメインの有効期限が近づいています」というメッセージが表示される場合があります。 
 
 

詳細:管理者は、同じメッセージを報告する複数の電子メールを受信する場合もあります。 
 
 

現在の状況:初期の報告によると、これらの通知に関連する影響はありません。問題は、これらの通知が意図せずに生成されていることであるように思われます。これを検証するために、サポートケースで提供されている詳細を確認しています。 

 

サービス正常性については以下の記事をご参照ください。

 

it-bibouroku.hateblo.jp

 

承認済みドメインについては以下の記事をご参照ください。

 

 

it-bibouroku.hateblo.jp

 

【Office365参考書】Outlookで共有メールボックスのメールを閲覧しようとすると"フォルダを表示できません"とエラーになる

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共有メールボックスのメンバーに登録することでフルアクセス権が付与されますので、Outlookから共有メールボックスのメールを閲覧することができます。

 

 

今回は、Outlookで共有メールボックスのメールを閲覧しようとした場合に以下のエラーが発生した場合の対処法についてご紹介します。

 

エラー

フォルダーを表示できません。 指定されたフォルダーの場所にアクセスできません。 処理が失敗しました。オブジェクトが見つかりません 

  

まず、Outlookに共有メールボックスのアクセス権限が反映されるまで最大で 32 時間かかる可能性があります。 

そのため、権限の付与から時間が経っていない場合には、時間経過後改めてアクセス可能かお試しください。 

  

それでも、フルアクセス権を付与しているにもかかわらず、該当のエラーメッセージが表示される場合、プロファイル構成情報の破損やキャッシュファイルの破損に起因し、事象が発生している可能性が想定されます。 

 

まずは、以下の手順にて、Outlook on the web で共有メールボックスのメールが閲覧できるかご確認ください。

Outlook on the webで問題ない場合は、Outlookクライアント起因の可能性が高いと判断できます。

 

 

Outlook on the web にて切り分け

事象が発生しているユーザーにてOutlook on the web (https://outlook.office.comにアクセスし、共有メールボックスを開くことが可能かご確認ください。 

※ 画面右上の写真アイコンをクリックし、右側のメニューより [他のメールボックスを開く] - [他のメールボックスを開くを選択し、共有メールボックスのメールアドレスを入力することで共有メールボックスを開けます。 

 

 

Outlook on the web で問題ない場合は、以下の手順にて、共有メールボックスにフルアクセス権を付与されたアカウントのプロファイル再作成を実施し、事象に改善がみられるかご確認ください。 

  

※ご留意点 

プロファイル再作成直後に共有メールボックスを開こうとすると、Outlook 上に共有メールボックスが表示された状態と、Exchange Online 上での共有メールボックスを利用するための準備にタイムラグがあり、エラーが表示される可能性があります 

その場合は時間経過で改善しますので、少し時間を置いてから確認してください。

  

 

キャッシュファイルの削除を含むプロファイルの再作成 

※ クライアントで保持しているキャッシュの影響を排除するために、キャッシュファイルの削除を行います。 

  

1. キャッシュファイルの削除 

  1. Windows画面の一番左下、[スタート]ボタンをクリックして [コントロール パネルをクリック 
  2. 表示方法を[大きいアイコンに変更し、[メールをダブルクリックして開く 

    Outlook 2013  [Mail (Microsoft Outlook 2013)] ,Outlook2016  [Mail (Microsoft Outlook 2016)] です。 

  

  1. [メール設定]のウィンドウで、[データ ファイル]をクリック 
  2. [ファイルの場所を開く]をクリック

    Windows 7 以降の環境にて、既定の設定でプロファイルを作成している場合、以下が該当のフォルダーです 

      C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Outlook\ 

  

  1. [新しいフォルダー]をクリックし、任意の名称のフォルダーを作成
  2. 項番で作成したフォルダーに、表示されているファイルとフォルダーをすべてドラッグ&ドロップで移動 

   ※ 全部移動すると、作成したフォルダーのみ残った状態になります。 

  1. [アカウント設定]ウィンドウを[閉じるをクリック 

  

  

2. プロファイルの新規作成 (再作成

  1. Windows画面の一番左下、[スタート]ボタンをクリックして [コントロール パネルをクリック 
  2. 表示方法を[大きいアイコンに変更し、[メールをダブルクリックして開く 

   Outlook 2013  [Mail (Microsoft Outlook 2013)] ,Outlook2016  [Mail (Microsoft Outlook 2016)] です。 

  

  1. [メール設定]ダイアログ ボックスが表示されますので、[プロファイルの表示]をクリック 
  2. [Microsoft Outlookの起動時に使用するプロファイル]の項目の [使用するプロファイルを選択するを選択 
  3. [OK]をクリック
  4. Outlookクライアントを起動
  5. [プロファイルの選択]ダイアログで、[作成]をクリック 
  6. [プロファイル名]ボックスに、任意のプロファイル名を入力し、[OK]をクリック 
  7. [アカウントの追加]ウィザードが表示されるため、画面にしたがって、電子メール アカウントの設定を行う

  

  

3. 作成したプロファイルにて正常に同期されるかどうかを確認する操作

  1. Outlookクライアントを起動
  2. [プロファイルの選択]画面で、追加作成したプロファイル名を選択し、[OK]をクリック 
  3. [パスワード]を入力し、[OK]をクリック 

 

 

【Office365参考書】Powershellにて、「スレッドの終了またはアプリケーションの要求によって、I/O 処理は中止されました」とエラーになる場合

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エラー内容

リモート サーバー上でのコマンドの開始が失敗し、次のエラー メッセージが返されました。スレッドの終了またはアプリケーションの要求によって、I/O 処理は中止されました。詳細については、about_Remote_Troubleshooting のヘルプ トピックを参照してください。 

 

 

Poweshellにて、コマンドレット実行時に上記のエラーが表示された場合、利用している端末にて WinRM サービスが停止、あるいは再起動したことが要因として考えらられます。 

 

なお、汎用的なエラーであり、様々な発生要因が考えられる状況です。 

該当エラーが発生する代表的な例としては、以下内容となります。 

  

該当エラーが発生する代表的な例 

・ 実行されたコマンドレットの処理内容 

・ 大量のコマンドを短時間で実行した場合の負荷増大 

・ 処理に時間を要したことによるセッションの切断 

・ セッションが確立されてからの時間経過 

・ 環境の負荷状況 (端末のリソース使用量や、ネットワーク トラフィックの増大などによる通信速度の低下)

 

  

なお、この問題を解決するには、WinRM サービスが実行されていることを確認してから、コマンドを再試行してください。

 

1.[ 管理者として実行 ] オプションを使用して PowerShell を起動します。 

2.次のコマンドを実行します。 

Start-Service WinRM 

 

3.エラーを生成したコマンドを再実行します。 

 

docs.microsoft.com

【Office365参考書】Exchange管理センターの閲覧だけ可能とする管理者の役割とは?

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一般のユーザーに、管理者の役割を付与することで、Exchange管理センターの操作をおこなうことができます。

 

Exchange 管理センターを閲覧限定でアカウントに役割を付与する場合、[View-Only Organization Management] のメンバーとして対象アカウントを登録することにより可能です。 

  

 

 Exchange 管理センターの参照権限をユーザーに付与する手順 

  1. Exchange 管理センター (https://outlook.office365.com/ecp/) へ全体管理者の ID でサインインします。
  2. 画面左側の [アクセス許可] をクリックします。
  3. [管理者の役割] 一覧にて [View-Only Organization Management] をダブルクリックします。
  4. [メンバー] のセクションにて [+] ボタン (追加ボタン) をクリックします。
  5. [メンバーの選択] ダイアログが表示されます。
  6. 一覧から対象ユーザーを選択し、[追加] ボタンをクリックし、引き続き [OK] ボタンをクリックします。
  7. [メンバー] のセクションに対象のユーザーが追加されたことを確認します。
  8. [保存] をクリックします。

※ 設定の反映に時間を要する場合があります。 

  

以下の URL からサインインいただくことで Exchange 管理センターへアクセスが可能です。 

  

<Exchange 管理センターの URL> 

https://outlook.office365.com/ecp/

 

管理者の役割については、以下の記事もご参照いただけますと幸いです。

 

 

it-bibouroku.hateblo.jp

 

 

it-bibouroku.hateblo.jp

 

 

it-bibouroku.hateblo.jp