Office365 を利用している中で障害が発生するというケースがあります。
その場合、どのように確認すればいいかについて解説していきたいと思います。
まず、障害には、「アドバイザリ」と「インシデント」があります。
それぞれの違いは以下のとおりです。
アドバイザリ (勧告)
一部のユーザーに影響する問題が認識されているが、サービスは使用可能な状態です。多くの場合、回避策があり、問題は一時的なものである可能性があるか、または影響範囲が限られています。
インシデント (事故)
重大な問題であり、サービスまたはサービスの主な機能が使用できない状態です。例として、メールの送受信やサインインができない場合などがあります。
インシデントの方は顕著に影響が大きいものです。
まずは、Office365 のポータル画面に [サービス正常性] という項目があり、そこから障害が発生している場合に確認することができます。
手順は以下のとおりです。
■ サービス正常性の確認方法
- Office 365 ポータル (https://portal.office.com/) に全体管理者アカウントでサインインします。
- 左上のアプリランチャーをクリックし、[管理] をクリックします。
- Microsoft 365 管理センター 左メニューより、[正常性] > [サービス正常性] をクリックします。
- [サービス正常性] 画面の [すべてのサービス] にて、該当のサービスが正常であるか、アドバイザリやインシデントが発生しているか確認ができます。
なお、復旧済みである場合は、30 日以内の情報が [サービス正常性] 画面の [履歴] をクリックすることで確認ができます。
あらかじめ、障害が発生してサービス正常性に情報が公開された場合に通知メールを配信するように設定しておくことができます。
以下の手順で設定しておくと何かがあったときに便利です。
■ サービス正常性ダッシュボードの電子メール通知を受け取る設定
- Office 365 ポータル (https://www.office.com/signin) へ管理者ユーザーにてサインインし、[管理] をクリック
- Microsoft 365 管理センター 左ペインの [正常性] - [サービス正常性] をクリック
- [ユーザー設定] をクリック
- [サービス正常性の通知をメールで送信する] のチェックをオンにする
- 通知先メールアドレスを入力する
※ 最大 2 つまで入力可 (メールアドレスは [;(セミコロン)] で区切ります)
- [インシデント]、[アドバイザリ] の内、通知を受け取る項目にチェックを入れる
また、通知が不要なサービス名のチェックをはずす
- [保存] をクリック
なお、Microsoft 365 管理センターへのアクセスそのものができない障害が発生した場合には、以下のサイトや Twitter により情報を確認することができますので、参考として記載しておきます。
[Twitter の Microsoft 365 Status で確認する]
下記にて影響が広範囲にわたるサービス インシデントに関する情報が確認できます。必要に応じてフォローしていただくこともご検討ください。
[Office 365 service health status を確認する]
下記より Office 365 の稼働状況が確認できます。
<参考情報>