宛先が表示される上のところに、[このメッセージを次の受信者に配信できません:<メールアドレスA> <メールアドレスB> 電子メールアドレスが無効です] の [メール ヒント] が表示されているのですが、実際は存在しているアドレスのため、非表示にしたい場合について解説していきたいと思います。
Outlook には、[送信] 前のメール作成画面で、宛先に指定されているメールアドレスやドメインが存在しているかをバックグラウンドで DNS サーバーに参照しに行くチェック機能が備わってます。
誤送信や、事前に [配信不能通知 (NDR)] が返ってくることを防ぐことを目的とした機能です。
なお、DNS サーバーからの応答に左右される機能であるため、存在していない場合に必ず本[メール ヒント] が表示されるわけではありません。
また、実際には存在しているが、DNS サーバーからの応答によっては、 [メール ヒント] が表示されることも想定されてます。
[メール ヒント] 機能を非表示にしたい場合は、以下の2 箇所のチェックを外すことで可能ですので、必要に応じて設定してみてくださいね。
1 箇所目
[Outlook クライアント] 画面左上の [ファイル] > [オプション] > [Outlook のオプション] > [メール] タブ > [メッセージの送信] 項目> [□ メッセージの送信前に宛先を確認する(T)] のチェックを外し > 画面右下の [OK] をクリックします。
2 箇所目
[Outlook クライアント] 画面左上の [ファイル] > [オプション] > [Outlook のオプション] > [メール] タブ > [メール ヒント] 項目 > [メール ヒントのオプション(M)...] > [メールヒント オプション] 画面 > [表示するメール ヒントの選択(S):] > [配信不能メッセージに関するメール ヒント] > [□ 受信者のアドレスが無効] のチェックを外し > 画面右下の [OK] > [Outlook のオプション] 画面に戻りましたら、再度画面右下の [OK] をクリックします。
また、上記の操作とあわせ、上記実施後、念のため、以下の操作も実施しておいた方が確実です。
オートコンプリートのキャッシュを削除します。
1. [Outlook クライアント] を閉じ、終了させます。
2. キーボードの [Win] + [R] キーを押し、[ファイル名を指定して実行] 画面を表示します。
3. [名前] 欄に、Outlook.exe /cleanautocompletecache と入力し、[Enter] キーを押下します。
※ "Outlook.exe" と " / " の間には半角スペースが必要です。
アドレス帳のキャッシュを削除し、再ダウンロードします。
1. 一度 OAB ファイルを削除します
1.\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Outlook\Offline Address Books フォルダーを開きます。
2.*.oab ファイルを削除します。
※ Offline Address Books フォルダー内にランダム英数字のフォルダーが格納されており、そのフォルダ内に*.oab ファイルがあることがあります。
2. アドレス帳をダウンロードします
1. [Outlook クライアント] を起動します。
2. 左上の [ファイル] タブを開きます。
3. [アカウント設定(A)...] > [アドレス帳のダウンロード(B)...] を選択します。
4. [□ 前回の送受信以降の変更をダウンロードする(C)] のチェックを外します。
5. [Offline Global Address List] が選択されていることを確認します。
※ [完全な詳細情報] 項目がある場合はチェックを入れます。
6. [OK] を選択します。
※ クライアント環境やネットワーク環境の一時的な要因によりダウンロード時にエラーが表示された際は、お時間を空け、再ダウンロードをお願いします。
OutlookやOfficeアプリについては以下の記事も参考としてくださいね。