Outlook クライアントで会議を開催する際に文字化けが発生する場合の回避策について、ご紹介したいと思います。
以下の方法にて改善するかご確認ください。
半角カタカナや機種依存文字を使用しない
Outlook クライアントからメールを送信した場合に半角カタカナや機種依存文字を使用した場合に文字化けを誘発することがありますので、 これらの文字の使用しないことで回避できるかご確認ください。
[mailto:プロトコルで UTF-8 をサポートする] をオンにする
Teams のカレンダーを開いて [今すぐ会議] - [共有リンクを取得する] - [メールによる共有] から招待メールを作成する場合は、件名と本文に UTF-8 でエンコードされた文字列を指定した mailto リンクが使用されます。
そのため、Outlook のオプションの [mailto:プロトコルで UTF-8 をサポートする] がオフの場合は文字化けが発生します。
上述した方法で招待メールを作成している場合は、オプションの設定をご確認ください。
1. Outlook クライアントを起動します。
2. [ファイル] タブ - [オプション] -[詳細設定] をクリックします。
3. [文字設定オプション] 配下の [mailto:プロトコルで UTF-8 をサポートする] のチェックボックスをオフの場合はオンに変更します。
4. [OK] ボタンで [Outlook のオプション] を閉じます。
予定表アイテムのメッセージ形式をリッチテキストに変更する
Outlook クライアントの予定表を開いて [新しい Teams 会議] から招待メールを作成した場合、通常は既定のメッセージ形式が適用されますが、[CalendarEditorPreference] のレジストリが登録されている場合は既定のメッセージ形式に関わらずに固定されます。
以下のレジストリを登録して予定表アイテムのメッセージ形式をリッチテキストに固定することで文字化けが解消するかご確認ください。
なお、以下のレジストリを登録しても受信したメールに対して [会議出席依頼を返信] にて会議出席依頼を作成した場合はリッチテキストではなく受信メールの形式にてメールが作成されます。
[会議出席依頼を返信] で返信する場合は手動でメッセージ形式をリッチテキストに変更してください。
1. Outlook クライアントを終了します。
2. キーボードの [Win] + [R] キーを同時に押し、[ファイル名を指定して実行] 画面を表示します。
3. [名前] 欄に "regedit.exet" と入力し、[Enter] キーを押します。
※ [ユーザー アカウント制御] 画面が表示された場合は、[はい] をクリックします。
3. 以下のキーを新規作成します。
キーのパス: HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Options\Calendar
名前: CalendarEditorPreference
種類: REG_DWORD
値: 30000 (16 進数)
※正しく作成されると、データ列には、0x00030000(196608) と表示されます。
4. Outlook を起動します。
5. 予定表で新規予定表アイテムを作成し、[書式設定] タブをクリックします。既定で "リッチ テキスト" が選択されていれば反映されています。
OutlookやOfficeアプリについては以下の記事も参考としてくださいね。