Outlook 2016 より共有メールボックスのキャッシュ期間は自身のメールボックスのキャッシュ期間に依存する動作となりました。
個人メールボックスにつきましては [Microsoft Exchange の詳細を表示するには、ここをクリックします] を押下することによりキャッシュ期間外のメールアイテムを参照することが可能ですが、共有メールボックスにつきましては、既定では参照ができない動作となっております。
また、共有メールボックスのキャッシュモードは既定で有効です。
なお、レジストリを追加いただくことで、自身のメールボックスのキャッシュ期間に依存せずすべてのアイテムをダウンロードする、もしくは、共有メールボックスのみオンラインモードとなりキャッシュ期間に依存せずメールアイテムの確認が可能となります。
また、共有メールボックスのデータをすべて表示させたい場合には、共有フォルダーをダウンロードの設定を外して、共有メールボックスをオンラインモードに変更することで Exchange Online に格納されているすべてのデータを表示させることが可能です。
手順を以下にご案内いたしますので、併せてご参考としていただけますと幸いです。
レジストリの変更
キー: HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\xx.0\Outlook\Cached Mode
注 xx.0 プレースホルダーは、使用している Office のバージョンを表します (16.0 = Office 2016、Office 2019、または Outlook for Office 365、15.0 = Office 2013)。
名前: CacheOthersMail
型: DWORD:
値: 0
※ 共有メールボックスのみオンラインモードとなります。
キー: HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\xx.0\Outlook\Cached Mode
注 xx.0 プレースホルダーは、使用している Office のバージョンを表します (16.0 = Office 2016、Office 2019、または Outlook for Office 365、15.0 = Office 2013)。
名前: DisableSyncSliderForSharedMailbox
型: DWORD:
値: 1
※ キャッシュ期間に依存せず、すべてのアイテムをダウンロードします。
共有メールボックスのキャッシュを無効にする手順
- Outlook を起動します。
- [ファイル] タブをクリックします。
- [アカウント設定] - [アカウント設定] の順にクリックします。
- [アカウント設定] ウィンドウに表示されているメールアドレスをダブル クリックします。
- [Exchange アカウントの設定] ウィンドウにて [その他の設定] をクリックします。
- [Microsoft Exchange] ウィンドウにて [詳細設定] を選択し、[共有フォルダーをダウンロード] のチェックを外し [OK] をクリックします。