以下の記事でPowershellでExchangeOnlineに接続する手順についてご紹介させていただきました。
基本認証の廃止に向けて、セキュリティコンプライアンスセンターに先進認証で接続する手順をご紹介したいと思います。
意外と利用することも多いと思いますのでご参照いただけますと幸いです。
なお、初回だけ2. 3. 4. の手順が必要となりますが、次回以降は、省略しても問題ありません。
PowerShell から コンプライアンスセンターへアクセスする
1.[Windows PowerShell]を右クリックして[管理者として実行]で起動します。
2.以下のコマンドレットを実行します。
Get-ExecutionPolicy
表示結果が [RemoteSigned] ではない場合、下記のコマンドレットを実行します。
3.以下のコマンドレットを実行します。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
- 警告メッセージが表示されますので、[Y] と入力して [Enter] キーを押下します。
- 再度、項番 2. に戻り、コマンドの表示結果を再度確認してください。
4.モジュールのインストールを行う
Install-Module -Name ExchangeOnlineManagement
5.以下コマンドレットを実行しEXO V2 モジュールを読み込みます
Import-Module ExchangeOnlineManagement
6.以下コマンドレットを実行し コンプライアンスセンターへアクセスします。
[構文]
Connect-IPPSSession -UserPrincipalName <管理者のログインID>
[実行例]
Connect-IPPSSession -UserPrincipalName User01@contoso.com
※ アカウントの資格情報入力が求められる画面が表示された際には、画面の指示に従い 管理者のサインインメールアドレス や パスワードを入力します。
また、基本認証で接続する手順についてもあわせてご紹介いたします。
基本認証で接続する場合
- Windows PowerShell を起動します。
- [スタート] をクリックします
- 画面をスクロールさせて、[Windows PowerShell] を右クリックします。
- 画面下に表示される [管理者として実行] をクリックします。
2-1.
$UserCredential = Get-Credential
※ ここで資格情報の確認が表示されますので、Office 365 の管理者権限のあるアカウントとパスワードを入力します。
2-2.
$Session = New-PSSession -ConfigurationName Microsoft.Exchange -ConnectionUri https://ps.compliance.protection.outlook.com/powershell-liveid/ -Credential $UserCredential -Authentication Basic -AllowRedirection
※ 上記コマンドは 1 行のコマンドです。改行せずに実行してください。
※ 警告が表示されますが、正常に接続されている証拠ですので問題ございません。
2-3. Import-PSSession $Session