社畜の所業

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Microsoft365の機能について解説をしていきたいと思います。このブログの情報をご活用いただければ幸いです。たまに他の情報も取り入れていきたいと思います。

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【Microsoft365参考書】[Default Role Assignment Policy]の各役割を解説!無効化しても影響のない役割はどれ?

[Default Role Assignment Policy]の各役割を解説!無効化しても影響のない役割はどれ?

この記事でわかること

  • [Default Role Assignment Policy] に含まれる各役割(ユーザーの役割)の機能
  • 各役割を無効化した場合に、Outlook on the web上でどう変化するか
  • 【一覧表】無効にしても実質的に影響がないと考えられる役割

ユーザーの役割をカスタマイズして特定の機能を制限したい場合、既定のポリシーである[Default Role Assignment Policy]に含まれる各役割を編集する必要があります。

ただし、この中には既に廃止された機能に対応する役割も含まれており、どれを無効化しても実際には影響がないのか、事前に把握しておくと不要な調査の手間を省けます。

この記事では、[Default Role Assignment Policy] に含まれる各役割について、それぞれの機能と、無効化した場合の挙動を1つずつ解説します。

 

 

 

サマリー:影響がある役割/実質的に影響がない役割

以下の役割は既に廃止された機能に対応するもの、または日本国内では利用できない機能に対応するもののため、無効化しても実務上の影響はないと考えられます。

役割 影響がないと考えられる理由
My Marketplace Apps 無効化しても動作上の変化が確認できなかった
MyMailSubscriptions 対応する[接続されたアカウント]機能は2018年に廃止済み
MyTextMessaging 対応するSMS送信機能は日本の携帯キャリアが未対応
MyVoiceMail 対応するボイスメール機能は日本国内に提供業者がなく利用不可
My ReadWriteMailbox Apps 実際の動作影響を確認できなかった
MyTeamMailboxes 対応するサイトメールボックス機能は既に廃止済み
MyMailboxDelegation ユーザー自身では代理人として送信する権限を付与できないため、影響を確認できなかった

一方、以下の役割は現在も実際に利用されている機能に対応しているため、無効化するとOutlook on the webの操作に実際の制限がかかります。用途にあわせて慎重にカスタマイズしてください。

  • MyContactInformation
  • MyProfileInformation
  • MyDistributionGroups
  • MyDistributionGroupMembership
  • My Custom Apps
  • MyBaseOptions
  • MyRetentionPolicies

 

各役割の詳細

MyContactInformation

Outlook on the web内の個々のユーザーの連絡先情報の編集に関わる権限です。無効化した権限をユーザーに割り当てた場合、OWAオプション内の [全般] > [マイ アカウント] にある [姓][イニシャル][名][表示名] 以外の項目を編集して [保存] をクリックすると、「指定されたオプションを更新する権限がありません。」というエラーが表示されます。

MyContactInformationの直下には、以下3つの役割権限が含まれます。

  • MyAddressInformation: マイアカウント内の [郵便番号][都道府県][市区町村][番地][勤務先電話番号][FAX][事業所]
  • MyMobileInformation: マイアカウント内の [携帯電話]
  • MyPersonalInformation: マイアカウント内の [自宅電話]

MyProfileInformation

Outlook on the web内でユーザーが自分の名前を編集する権限です。無効化すると、[姓][イニシャル][名][表示名] の編集・保存時にエラーが表示されます。直下には以下2つの役割権限が含まれます。

  • MyDisplayName: マイアカウント内の [表示名]
  • MyName: マイアカウント内の [姓][名][イニシャル]

MyDistributionGroups

Outlook on the webオプション内の [全般] > [配布グループ] の [所有する配布グループ] にて、ユーザーが配布グループの作成・削除・編集を行う際に必要な権限です。有効時は自身が所有する配布グループの変更が可能ですが、無効時は [所有する配布グループ] の項目自体が非表示になります。

MyDistributionGroupMembership

Outlook on the webオプション内の [全般] > [配布グループ] にて、ユーザーが [所属する配布グループ] を編集する際に必要な権限です。有効時は配布グループへのメンバー参加・脱退が可能ですが、無効時は「十分なアクセス許可がありません。管理者に問い合わせてください。」というエラーが表示されます。

※自身が所有者となっている配布グループについては、[所有する配布グループ]からメンバーの変更が可能なため、あわせてご留意ください。

My Custom Apps

Outlook on the webにおける [アドインを取得(アドインの管理)] の操作に関わる権限です。無効化すると、メールアイテムのプレビューウィンドウ右上の [...] > [アドインを取得] から、左メニューの「個人用アドイン」内にある「カスタム アドインの追加」の項目が非表示になります。

My Marketplace Apps

My Custom Appsと同様、[アドインを取得] の操作に関わる権限とされていますが、無効化しても実際の動作上の変化は確認できませんでした。

MyBaseOptions

ユーザーが自身のメールボックスの設定を編集する際に必要となる権限です。Outlook on the webオプション内の多数の項目に関わる役割のため、無効化すると多くの設定項目が非表示になります。

MyMailSubscriptions

Outlook on the webで他のメールアカウントの受信メールを取得する際に必要な権限です。以前オプションにあった [接続されたアカウント] 機能を制御するものでしたが、この機能は既に廃止されているため、無効化しても実務上の影響はありません。

MyRetentionPolicies

Outlook on the web内で、メールアイテムを保持する期間の設定を行う際に必要な権限です。無効化すると、オプション内の [メール] > [アイテム保持ポリシー] の設定メニューがなくなります。また、フォルダを右クリックした際の [ポリシーの割り当て] も非表示になり、個人タグの割り当てができなくなります。

MyTextMessaging

テキストメッセージ(携帯キャリアへのSMS)の送信機能に必要な権限です。日本の携帯キャリアがこの機能に対応していないため、無効化しても影響はありません。

MyVoiceMail

ボイスメール機能(留守番電話のメッセージを音声データやテキスト化してメール配信する機能)に必要な権限です。ユニファイドメッセージングの利用には専用の回線業者との契約が必要ですが、日本では対応する業者がいないため、無効化しても影響はありません。

My ReadWriteMailbox Apps

ユーザーが一部のアプリケーションをインストールする際に必要な権限です。[ReadWriteMailbox] 属性を持つアプリケーションのインストールが制限されるとされていますが、実際の動作は確認できませんでした。

MyTeamMailboxes

無効化してもOutlook on the webオプション画面への影響はありません。もともとはSharePoint Onlineからサイトメールボックスを開けなくなる動作でしたが、サイトメールボックス自体が既に廃止されています。

MyMailboxDelegation

自身のメールアドレスを差出人として他のユーザーが送信できる [代理人として送信する] 権限を割り当てる際に必要な権限です。ただし、ユーザー自身でこの権限を付与することはできないため、実際の影響は確認できませんでした。

 

 

 

よくある質問

Q. 影響がないとされている役割も、念のため無効化しない方がいいですか?
A. 現在確認できている範囲では実務上の影響はありませんが、Microsoftの仕様変更によって将来的に動作が変わる可能性はゼロではありません。特に理由がなければ無理に無効化する必要はなく、実際に制限したい機能に対応する役割だけをカスタマイズすることをおすすめします。

Q. MyBaseOptionsを丸ごと無効化すると、どこまで影響がありますか?
A. Outlook on the webオプション内の非常に多くの設定項目に関わる役割のため、丸ごと無効化すると想定以上に広範囲へ影響が及ぶ可能性があります。特定の機能(転送設定など)だけを制限したい場合は、役割全体を無効化するのではなく、コマンドレットで特定のパラメーターのみを削除する方法をおすすめします。

 

 

 

まとめ

[Default Role Assignment Policy] に含まれる各役割は、以下のように整理できます。

  1. MyContactInformation・MyProfileInformation・MyDistributionGroups・MyDistributionGroupMembership・My Custom Apps・MyBaseOptions・MyRetentionPoliciesは、現役の機能に対応しており無効化すると実際に制限がかかる
  2. My Marketplace Apps・MyMailSubscriptions・MyTextMessaging・MyVoiceMail・My ReadWriteMailbox Apps・MyTeamMailboxes・MyMailboxDelegationは、廃止された機能や日本非対応の機能に対応しており、無効化しても実務上の影響はないと考えられる
  3. 特定の機能だけを制限したい場合は、役割全体ではなくコマンドレットで個別のパラメーターを削除する方法が安全

ユーザーの役割をカスタマイズする際は、この記事を参考に、目的の機能に対応する役割だけを的確に変更するようにしましょう。

 

 

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