Remove-CalendarEvents のコマンドレットにて、Identity に指定したユーザーの予定表上に存在する対象のユーザーが開催者の会議アイテムのキャンセル (削除) を行うことができます。
また、終了予定の無い定期的なアイテムや繰り返し期間が指定した期間を超える場合にも、指定期間内に定期的なアイテムが存在する場合は同一の定期的なアイテムのすべてがキャンセルの対象となります。
なお、開催者からキャンセル通知が送付されても、出席者側の予定表上のアイテムは自動では削除されず、"キャンセル済" の表示はされるもののアイテムは残り続ける動作です。
なお、削除の指定期間の上限については下記のとおりです。
QueryWindowInDays パラメーターは、キャンセルする会議を検索するために、QueryStartDate パラメーター値以降の日数を指定します。
指定された期間中に定期的な会議のインスタンスが発生する場合、シリーズ全体 (期間中のインスタンスだけではなく) がキャンセルされます。
注: 会議のキャンセルに許可される最大期間は 1825 日 (5 年) です。
件名を指定してキャンセルをすることが出来ませんので、会議の作成日ベースでキャンセルを行う必要があります。
以下の記事を参考にExchangeOnlineに接続してから実行してください。
特定のユーザーが開催した会議を削除するコマンドレット
[構文]
Remove-CalendarEvents -Identity "会議の開催者のメールアドレス" -CancelOrganizedMeetings -QueryStartDate MM-DD-YYYY -QueryWindowInDays "QueryStartDateから指定する期間"
[実行例]
Remove-CalendarEvents -Identity User@contoso.com -CancelOrganizedMeetings -QueryStartDate 10-01-2021 -QueryWindowInDays 10
※上記の実行例は、開催者が 2021 年 10 月 1 日から 10 日間作成した会議に対してキャンセルを行うよう指定してます。