社畜の所業

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Microsoft365の機能について解説をしていきたいと思います。このブログの情報をご活用いただければ幸いです。たまに他の情報も取り入れていきたいと思います。

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【Microsoft365参考書】Get-Mailboxで取得可能な情報とは?

今回は、PowershellのGet-Mailboxのコマンドレットで取得可能な情報について、ご紹介したいと思います。

ただし、すべての情報は確認ができませんでしたので、ある程度、利用することが多いことが想定されるものをピックアップしてご紹介させていただきます。

 

なお、Get-Mailboxでは、メールボックスの設定状況を確認することが可能です。

 

 

 

連絡先情報に関する値

 

DisplayName

メールボックスの表示名

 

PrimarySmtpAddress

プライマリメールアドレス

WindowsEmailAddressにもプライマリメールアドレスが記録されています。

 

EmailAddresses

すべてのメールアドレス属性

SMTP : プライマリメールアドレス

smtp : セカンダリアドレス(エイリアス)

SIP : SIPアドレス

 

Alias

エイリアス

 

 

UserPrincipalName 

ユーザーID(ログインする際のID)

WindowsLiveIDにもユーザーIDが記録されます

 

CustomAttribute1-15 

カスタム属性1-15

 

Identity

オブジェクトの一意の値

 

 

Office

事業所

 

SimpleDisplayName

簡易表示名(組織外へ送信する際に指定できる表示名)

 

 

 

設定に関する値

 

RetentionPolicy

ExchangeOnlineのアイテム保持ポリシー

 

SharingPolicy

共有ポリシー

 

OwaMailboxPolicy

OutlookWebAppポリシー

 

AddressBookPolicy

アドレス帳ポリシー

 

RoleAssignmentPolicy

ユーザーの役割ポリシー 

 

HiddenFromAddressListsEnabled

グローバルアドレス帳から非表示

True : 非表示

False : 表示

 

RecipientTypeDetails

受信者の種類 (RecipientTypeよりも詳細な情報です)

 

ユーザーメールボックス : UserMailbox

会議室メールボックス : RoomMailbox 

備品用メールボックス : EquipmentMailbox 

共有メールボックス : SharedMailbox 

配布グループ : MailUniversalDistributionGroup 

メールが有効なセキュリティグループ : MailUniversalSecurityGroup 

Microsoft365グループ : GroupMailbox 

 

LitigationHoldEnabled

訴訟ホールドによる保持機能の有無

True : 有効

False : 無効

 

LitigationHoldDuration

訴訟ホールドの保持期間 (日数、または、Unlimited(無期限) )

 

LitigationHoldDate

訴訟ホールドの有効化を行った日時 

 

LitigationHoldOwner

訴訟ホールドの有効化を行ったユーザー

 

InPlaceHolds

アイテム保持ポリシー、または、電子情報開示による保持機能の有無

アイテム保持ポリシー:mbxから始まる文字列が記録されます。(Exchageメール、Teams)

電子情報開示:UniH から始まる文字列が記録されます。

 

DelayHoldApplied

保持機能を無効化した際の遅延保持のパラメータ

True : 保持機能を無効化してもメール関連のアイテムを保持します

False : 保持機能を無効化するとアイテムが削除されます

 

 

DelayReleaseHoldApplied

保持機能を無効化した際の遅延保持のパラメータ

True : 保持機能を無効化してもメール以外のアイテム(Teams、yammerなど)を保持します

False : 保持機能を無効化するとアイテムが削除されます

 

 

ArchiveStatus

インプレースアーカイブの有無

Active : 有効

None : 無効

 

AutoExpandingArchiveEnabled

自動拡張アーカイブ機能の有無

True : 有効

False : 無効

 

AuditEnabled

メールボックス単位での監査ログの有無 

 

 

AuditLogAgeLimit 

監査ログの保持期間(既定90日)

 

AuditAdmin

管理者の監査項目のパラメーター

 

AuditDelegate

メールボックス所有者以外が行った操作が記録される監査項目のパラメーター

 

AuditOwner

メールボックス所有者が行った操作が記録される監査項目のパラメーター

 

MessageCopyForSentAsEnabled

メールボックス所有者として送信されたアイテムを送信済みアイテムにコピーする設定の有無 

※共有メールボックスのアドレスを差出人として送信した場合に、共有メールボックスの送信済みアイテムにコピーを格納する設定です。

 

MessageCopyForSendOnBehalfEnabled

代理人として送信されたアイテムを送信済みアイテムにコピーする設定の有無 

※共有メールボックスのアドレスを差出人として送信した場合に、共有メールボックスの送信済みアイテムにコピーを格納する設定です。

 

ForwardingAddress

Exchange管理センターの配信オプションの転送設定 

 

ForwardingSmtpAddress

Outlook on the web のオプションの転送設定 

 

DeliverToMailboxAndForward

転送設定にて受信者にコピーを残す設定

True : 受信者にもメールが受信します

False : 転送先にのみメールが受信します

 

SingleItemRecoveryEnabled

単一アイテムの回復の設定

True : 削除したアイテムを回復可能なアイテム領域に保持します(既定14日)

False : アイテムを削除するとそのまま完全削除します

 

RetainDeletedItemsFor

回復可能なアイテム領域に保持される日数  

既定で14日ですが、0日から30日に変更が可能です

 

RetentionHoldEnabled

アイテム保持ポリシーの無効化設定

True : アイテム保持ポリシーの処理をおこなわない

False : アイテム保持ポリシーの処理をおこなう   

 

GrantSendOnBehalfTo

代理人として送信する権限  

 

EmailAddressPolicyEnabled

メールアドレスの変更を制限する設定

True : メールアドレスの変更を制限する

False : メールアドレスの変更を許可する

 

IsInactiveMailbox 

非アクティブなメールボックスであるか

True : 非アクティブなメールボックス

False : アクティブなメールボックス  

 

WhenMailboxCreated

メールボックスが作成された日時

 

WhenCreated

メールボックスに紐づく AD ユーザーまたは Azure AD ユーザーが作成された日時

※WhenCreatedUTCはUTC(世界標準時)で表示されます。

 

WhenChanged

メールボックスの設定が更新された日時

※WhenChangedUTCはUTC(世界標準時)で表示されます。

 

WhenSoftDeleted

メールボックスを削除した日時

非アクティブなメールボックスに変換した日時として確認できます。

 

ServerName

メールボックスが格納されているサーバー名

 

 

 

容量に関する値

 

IssueWarningQuota

ユーザーに警告メッセージを送信するときのメールボックスのサイズ  

 

ProhibitSendQuota

メール送信が制限されるメールボックスのサイズ  

  

ProhibitSendReceiveQuota

メール送信と受信が制限されるメールボックスのサイズ  

  

RecoverableItemsQuota

回復可能なアイテム領域のサイズ  

 

ArchiveWarningQuota

アーカイブメールボックスのユーザーに警告メッセージを送信するときのメールボックスのサイズ  

 

ArchiveQuota

アーカイブメールボックスのサイズ

 

  

MaxSendSize

送信できるメールのサイズの上限  

  

MaxReceiveSize

受信できるメールのサイズの上限  

 

RulesQuota

受信トレイルールのルール格納領域の最大容量  

 

RecipientLimits 

宛先に指定できるユーザーの上限数