共有メールボックスの顔写真を設定するには、PowerShell コマンドレットを利用することで可能です。
以下に、コマンドレットにて共有メールボックスに顔写真を設定する方法をご紹介します。
共有メールボックスの写真設定手順
◇ 1. 事前に、下記公開情報の [1. Microsoft Graph PowerShell のインストール] の手順にて、[Microsoft Graph PowerShell] 用の PowerShell モジュールをインストールする
※ モジュールのインストールを実施する場合は、PowerShell を右クリックし [管理者として実行する] にて起動したのち、モジュールをインストールするコマンドレットを実行する必要があります。
◇ 2. PowerShell を右クリックして [管理者として実行] で起動します
◇ 3. 管理者としてサインインする
【コマンドレット】
Connect-MgGraph -Scopes "User.ReadWrite.All"
◇ 4. 以下のコマンドレットを実行し、モジュールをインポートする
【コマンドレット】
Import-Module -Name Microsoft.Graph.Users
◇ 5. 以下のコマンドレットを実行し、対象共有メールボックスの UserId を確認する
【コマンドレット】
Get-MgUser -All | Format-List ID, DisplayName, Mail, UserPrincipalName
[出力例]
Id : e4e2b110-8d4f-434f-a990-7cd63e23aed6
DisplayName : User01
Mail : User01@contoso.com
UserPrincipalName : User01@contoso.com
Id : dba12422-ac75-486a-a960-cd7cb3f6963f
DisplayName : User02
Mail : User02@contoso.com
UserPrincipalName : User02@contoso.com
◇ 6. 以下のコマンドレットを実行し、共有メールボックスの顔写真を設定する
【コマンドレット】
Set-MgUserPhotoContent -UserId <4 で確認した対象共有メールボックスの Id> -InFile "<写真を保存しているPath>"
[実行例]
Set-MgUserPhotoContent -UserId e4e2b110-8d4f-434f-a990-7cd63e23aed6 -InFile "C:\Upload\Photo.png"