ファイアウォールやプロキシサーバーなどでExchangeOnlineの通信を許可する場合、以下の公開情報にある Exchange Online の必須の項目の URL または、IP アドレスを許可することで Exchange Online の利用が可能となります。
英語版のほうが新しい情報が更新されているようですので、日本語版とあわせて確認してください。
なお、5と6の項目については、必須ではありませんが、POPやIMAP接続を利用する場合には許可してください。
また、"Microsoft 365 Common および Office Online"の必須のURLとIPアドレスは、Microsoft365を利用する共通項目となりますので、あわせて、必須の項目は許可しておく必要があります。
ExchangeOnline以外についても、同様に許可する場合は必須の項目を許可し、必須でない項目は必要かどうかに応じて許可してください。
ちなみに必須の項目のURLやIPアドレスがどの機能で利用しているものかについては、公開されておらず、わからないため、必須はすべて許可する必要があります。
必須の項目を除外することで機能が利用できなくなる可能性があります
また、Exchange OnlineのURL または、IP アドレス以外からの通信を拒否することで、Exchange Onlineだけを利用するというような運用も可能ではありますが、Exchange Online の URL または、IP アドレスが Exchange Online 以外で利用していないことを保障しているものではないため、Exchange Online以外の通信が発生する可能性があります。
なお、想定外の通信が発生した場合に、想定外の通信で利用している URL と公開情報の URL を比較することで判断することが可能ですが、対象の URL を除外することで Exchange Online の機能が利用できなくなる可能性がありますので、除外することもできません。
そのため、完全に Exchange Online のみを利用するように設定することについては、手法がないため、 Exchange Online以外の通信が発生する可能性があることは許容していただくしかありません。
また、網羅した情報がないのであらかじめどのURLで想定外の通信が発生することも判断することはできません。