共有メールボックスのメンバーに登録した場合、"フルアクセス許可"と"メールボックス所有者として送信する(SendAs)"権限が付与される動作です。
メールボックス所有者として送信する権限が付与された場合、その共有メールボックスのアドレスを差出人として送信することが可能となります。
※代理送信が可能となります。
共有メールボックスだけではなく、ユーザーメールボックスに対してメールボックス所有者として送信する権限を付与することもできます。
今回は、メールボックス所有者として送信する権限を付与しているにも関わらず、代理送信ができない場合についてご紹介していきたいと思います。
OutlookクライアントとOutlook on the webのどちらでも送信ができないか
最初の切り分けとして、OutlookクライアントとOutlook on the webのどちらでも送信ができないか確認します。
どちらでも送信ができない場合は、権限が反映されていない可能性などがありますので、24時間くらい時間を置いて確認してみましょう。
Outlook on the webよりもOutlookクライアントのほうが反映時間がかかる場合があります。
Outlookクライアントでのみ送信ができない場合は、グローバルアドレス帳から非表示にしていないか
事例としては、Outlookクライアントの固有の問題で送信できないというシナリオが多く、Outlook on the web のみで送信できないシナリオは少なく思います。
Outlookクライアントで送信できない場合の事例として、グローバルアドレス帳から非表示にしていることで発生している事例があります。
この場合、Outlook クライアント側にて生成されたエラーメッセージで以下の内容が返されることを確認してます。
このメッセージを送信できませんでした。指定されたユーザーの代理としてメッセージを送信するアクセス権がありません。
エラーは次のとおりです : [0x80070005-0x000004dc-0x00000524]
また、送信済みアイテムに差出人が「****が代理で送信」となっているアイテムが格納されていることを確認してます。
この場合は、アドレス帳から非表示する設定を解除することで解消できます。
送信権限が付与されているか確認する方法については以下の記事でご紹介しておりますので参考としてくださいね。