Outlookクライアントの起動時に毎回下記のメッセージが出力されるようになった場合の対処法についてご紹介したいと思います。
該当のエラーメッセージ
メールボックスは、一時的に Microsoft Exchange サーバーで移動されています。
メールボックスは存在しますが、以前のデータの一部が含まれていない可能性があります。
一時メールボックスに接続するか、以前のデータをすべて使用してオフラインで作業することができます。
以前のデータを使用する場合は、電子メールメッセージの送受信はできません。
当該エラーメッセージは、Outlook クライアントのプロファイル構成情報の破損、または Outlook クライアントと Exchange Online のメールボックスの情報に差異がある場合に表示されることを確認しています。
そのため、Outlook クライアントにて再度プロファイル作成を行うことで適切な同期がされ、改善することを確認してます。
なお、[一時メールボックスを使用]を選択した場合、データーの消失など予期せぬ事象が発生する可能性があるようですのでご留意ください。
キャッシュファイルの削除を含むプロファイルの再作成
クライアントで保持しているキャッシュの影響を排除するために、キャッシュファイルの削除を行います。
1. キャッシュファイルの削除
※ Outlook 2016 / Outlook 2019 / Microsoft 365 Apps の Outlook は [Mail (Microsoft Outlook)] で表示されます。
- [メール設定]のウィンドウで、[データ ファイル]をクリック
- [ファイルの場所を開く]をクリック
※ Windows 7 以降の環境にて、既定の設定でプロファイルを作成している場合、以下が該当のフォルダーです
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Outlook\
- [新しいフォルダー]をクリックし、任意の名称のフォルダーを作成
- 項番5 で作成したフォルダーに、表示されているファイルとフォルダーをすべてドラッグ&ドロップで移動
※ 全部移動すると、作成したフォルダーのみ残った状態になります。
- [アカウント設定]ウィンドウを[閉じる] をクリック
2. プロファイルの新規作成 (再作成)
※ Outlook 2016 / Outlook 2019 / Microsoft 365 Apps の Outlook は [Mail (Microsoft Outlook)] で表示されます。
- [メール設定]ダイアログ ボックスが表示されますので、[プロファイルの表示]をクリック
- [Microsoft Outlookの起動時に使用するプロファイル]の項目の [使用するプロファイルを選択する] を選択
- [OK]をクリック
- Outlookクライアントを起動
- [プロファイルの選択]ダイアログで、[作成]をクリック
- [プロファイル名]ボックスに、任意のプロファイル名を入力し、[OK]をクリック
- [アカウントの追加]ウィザードが表示されるため、画面にしたがって、電子メール アカウントの設定を行う
3. 作成したプロファイルにて正常に同期されるかどうかを確認する操作
※ メールデータの同期には時間がかかります
- Outlookクライアントを起動
- [プロファイルの選択]画面で、追加作成したプロファイル名を選択し、[OK]をクリック
- [パスワード]を入力し、[OK]をクリック