今回は、Outlook クライアントを起動すると、「Windows セキュリティ」が表示され、パスワードを入力するも以下ダイアログが表示されてしまい、outlookが起動できない場合の対処法についてご紹介したいと思います。
エラー内容
Microsoft Outlook を起動できません。Outlook ウィンドウを開けません。このフォルダーのセットを開けません。インフォメーションストアを開けませんでした。
今回の事象の場合、Excelやwordを開く際も、「Windows セキュリティ」が表示されて認証を求められることを確認しました。
Outlook クライアント以外の Word や Excel においてもWindowsセキュリティが表示される場合、まずは Office アプリケーションのライセンス認証から対処が必要となります。
以下の対処にて Office アプリケーションのライセンス認証問題の改善が可能かご確認ください。
1. 組織アカウント (Azure AD Join) の設定を解除する
Windows 10 において、組織アカウントに起因する事象の場合、以下の設定を解除することで改善する可能性があります。
このため、組織アカウントを解除することにより改善がみられるかご確認ください。
※ 本操作は Office からあらかじめサインアウトしてから行ってください。
- [スタートメニュー]より歯車マークの[設定] をクリックします。
- [アカウント] - [職場または学校にアクセスする]をクリックします。
- 職場または学校アカウントにライセンス認証を行ったアカウント情報が表示されているか確認します。
- サインアウトを行うユーザー アカウントを選択して[切断] をクリックします。
※ "AD に接続済み" の項目を "切断" するとドメインから外れてしまうため、"AD に接続済み" の項目は切断しないようにご注意ください。
2. OlicenseCleanup.vbs の実行について
以下手順にて OlicenseCleanup.vbs ツールを実行します。
- 下記URL にアクセスします。
- ページ中央部の"OlicenseCleanup.vbs" の項目にある [OlicenseCleanup.vbs] のリンクをクリックし、OlicenseCleanup.zip をダウンロードします。
※ とくに画面などは表示されず、画面更新のように一瞬画面が点滅する程度で完了します。