- [職場または学校にアクセスする] から対象のユーザーのアカウントを [切断] する
- 資格情報の削除
- Office 製品からのサインアウト
- Office 365 のサインイン情報の削除
- キャッシュファイルの削除を含むプロファイルの再作成
Outlook クライアントを起動するとエラーコード 0×CAA80000 が表示される場合、キャッシュ情報やプロファイルの破損など複数の要因が想定されます。
以下の内容をお試しいただき、事象の改善がみられるかご確認ください。
[職場または学校にアクセスする] から対象のユーザーのアカウントを [切断] する
[職場または学校にアクセスする] から対象のユーザーのアカウントを [切断] し、Outlook クライアントを起動した際にエラーが発生するかご確認ください。
1. Windows 画面の一番左下、[スタート] ボタンをクリックし、[設定 (歯車マーク)] をクリックします。
2. [アカウント] - [職場または学校にアクセスする] をクリックします。
3. 職場または学校アカウントにライセンス認証を行ったアカウント情報が表示されているか確認します。
4. サインアウトを行うユーザー アカウントを選択して [切断] をクリックします。
※ "AD に接続済み" の項目を "切断" しますとドメインから外れますので、"AD に接続済み" の項目は切断しないようにご注意ください。
資格情報の削除
Outlook を終了した状態にて Windows が保持する資格情報を一旦削除します。
その後、あらためて Outlook を起動後、表示される認証画面にてアカウント情報を入力し、資格情報を記憶させたのち、エラーが発生するかご確認ください。
1. Windows 画面の一番左下、[スタート] ボタンをクリックし、[Windows システム ツール] - [コントロール パネル] を起動します。
2. 表示方法を [大きいアイコン] に変更し、[ユーザー アカウント] - [資格情報の管理] をクリックします。
3. 該当の資格情報をクリックし、展開します。
4. 以下のキーワードが含まれる資格情報をすべて削除します。
- キーワード [outlook] が含まれる資格情報
- キーワード [office365] が含まれる資格情報
- キーワード [onmicrosoft.com] が含まれる資格情報
- キーワード [MicrosoftOffice1x ~ SSPI] が含まれる資格情報
- キーワード [ADAL] が含まれる資格情報
- キーワード [Autodiscover] が含まれる資格情報
Office 製品からのサインアウト
Word / Excel / PowerPoint / Access / Outlook のいずれかの Office 製品を起動し、すべてのアカウントをサインアウトを実施ください。
サインアウト手順
1. Office 製品を起動します。
2. [ファイル] - [アカウント (Outlook のみ Office アカウント)] を選択します。
3. [サインアウト] をクリックします。
4. 注意のポップアップが出るので [はい] をクリックします。
5. すべてのユーザーをサインアウトするまで手順 [3.] および [4.] を繰り返します。
6. Office 製品を終了します。
Office 365 のサインイン情報の削除
レジストリに保存されている Office 365 のサインイン情報を削除し、事象の改善がみられるかをご確認ください。
<ご留意点>
操作実施の前にレジストリをバックアップするなど、事前の対策をご用意することを推奨いたします。
1. 画面左下 Windows のマークを右クリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
2. [名前] 欄に "regedit.exe" と入力し、[Enter] キーを押します。
※ [ユーザー アカウント制御] 画面が表示された場合は、[はい] をクリックします。
3. レジストリ エディターで、以下のレジストリ キーを確認し、内包されている、[Identities] 配下のデータを削除します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\**.0\Common\Identity\Identities
※ **.0 は以下となります。
15.0 : Outlook 2013
16.0 : Outlook 2016 / Microsoft 365 Apps の Outlook / Outlook 2019
キャッシュファイルの削除を含むプロファイルの再作成
プロファイルの再作成を行い、事象が改善されるかどうかをご確認ください。
※ クライアントで保持しているキャッシュの影響を排除するために、キャッシュファイルの削除を行います。
キャッシュファイルの削除
1. Windows 画面の一番左下、[スタート] ボタンをクリックして [Windows システム ツール] - [コントロール パネル] を起動します。
2. 表示方法を [大きいアイコン] に変更し、[メール] を開きます。
※ Outlook 2016 / Outlook 2019 / Microsoft 365 Apps の Outlook は [Mail (Microsoft Outlook)] で表示されます。
3. [メール設定] のウィンドウで、[データ ファイル] をクリックします。
4. [ファイルの場所を開く] をクリックします。
※ 既定の設定でプロファイルを作成している場合、以下が該当のフォルダーです。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Outlook\
5. [アカウント設定] のウィンドウを閉じます。
6. エクスプローラー上部の、[新しいフォルダー] をクリックし、任意の名称のフォルダーを作成します。
7. 項番 6 で作成したフォルダーに、表示されているファイルとフォルダーをすべてドラッグ&ドロップで移動します。
※ 全部移動すると、作成したフォルダーのみ残った状態になります。
プロファイルの新規作成 (再作成)
1. Windows 画面の一番左下、[スタート] ボタンをクリックし、[Windows システム ツール] - [コントロール パネル] を起動します。
2. 表示方法を [大きいアイコン] に変更し、[Mail (Microsoft Outlook)] を開きます。
※ Outlook 2016 / Outlook 2019 / Microsoft 365 Apps の Outlook 以前は [メール] で表示されます。
3. [メール設定] のウィンドウで、[プロファイルの表示] をクリックします。
4. [追加] をクリックします。
5. [プロファイル名] に半角英数字で、ご利用者がわかる任意の値を入力し、[OK] をクリックします。
6. 該当欄に以下を入力し、[次へ] をクリックします。
- 名前 : 任意
- 電子メールアドレス : 事象が発生しているメールアドレス
- パスワード : 事象が発生しているメールアドレスのパスワード
- パスワードの確認入力 : 事象が発生しているメールアドレスのパスワード
7. [完了] をクリックします。
8. [使用するプロファイルを選択する] にチェックをし、[OK] をクリックします。
9. [OK] をクリックします。
作成したプロファイルにて正常に同期されるかどうかを確認する操作
1. Outlook クライアントを起動します。
2. [プロファイルの選択] 画面で、追加作成したプロファイル名を選択し、[OK] をクリックします。
※ [コントロールパネル] - [Mail] - [プロファイルの表示] にて、[常に使用するプロファイル] を選択すると、Outlook クライアント起動時に、プロファイル選択ではなく、既定のプロファイルにて起動することができます。